「盛大な人生」中村天風
2003/10/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
安心立命の大義はのう、
らしくなされ、らしく生きなされ、
これだけじゃ(明恵上人)
●新人の女性アナウンサーは、
だんだんきれいになります。
新任課長は、
だんだん貫禄がつきます。
不思議なものですね。
●この現象を考えてみましょう。
その立場になると、人は
その立場らしく振舞おうとします。
"らしく"振舞おうとすると、
だんだんそれが普通になってきます。
そして、それが自然になってくるのです。
●つまり、自分の"なりたい自分"らしくしていると、
最後には、なりたい自分になってしまう
ということです。
これをうまく利用しているのが、
自分の願望を書いて貼り出す「宝地図」、
「自分はツイてる!」と繰り返し
言ってみるという方法なのです。
"なりたい自分"をイメージして、
"なりたい自分"らしくしてましょう。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・欲というものは捨てられないんだから、楽しい欲のほうへ切りかえると、少しも欲に苦しめられないと、こう感じたんであります。
・人間の地獄をつくり、極楽をつくるのも心だ。心は、我々に悲劇と喜劇を感じさせる秘密の玉手箱だ。
・心に映像を絶え間なく描くと同時に、自己暗示も絶え間なく反復連続しなきゃいけない。
・理想というものは立派な「自己を生かす宗教」だと言えるのであります。
・人生はその人の人身の考え方以上にはでてこない。蟹は甲羅の大きさだけしか穴を掘らないと同じで、そういう人は自分の心のスケール以上の人生はつくらないということなんだ。
●心の成功哲学とも言える中村天風の
講演テープからおこした書です。
1万円と高いので、★一つ下げました。
図書館、中古をあたってみてください。
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(83点)
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