【書評】「君に成功を贈る」中村 天風
2012/11/10公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
心から元気になっていく
精神的なものの大切さを広めた中村 天風さんの一冊です。かなり前に読んでいましたが、ご紹介していなかったようなのでご紹介しましょう。
天風さんといえば、"積極的"な心がすべて。"積極的"心とは、心から元気になっていく奔放な心です。
天風さんの考え方とは、心が地獄だと感じれば地獄になってしまうし、あなたが、「ああ、たのしいな」「ああ、うれしいな」と思えば、そうなるのです。
常に心を積極的にしろ・・・もっとやさしく言えば、生まれたての心にかえるこった(p82)
クンバハカ呼吸法とは
私が天風さんから学んで一番実践しているのが、クンバハカ呼吸法です。
丹田呼吸法とも呼ばれるようですが、おしりの穴を締めて、肩を落として腹に力をいれるのです。
すると、姿勢もよくなるし、背筋がピンとして体が熱くなってくる。ロングブレスダイエットと同じ方法ですね。
まず第一番にグッと腹に力をいれる。同時に忘れてならないことはその時にアットワンス(瞬間的に)にケツの穴をしめて肩をおとすんだよ。わかるかい?(p181)
心の持ち方が大切
心の持ち方が大切だよ、ということを日本で広めたのは天風さんではないでしょうか。悲しいことや辛いことがあったら、笑うのです。悲しいこと、辛いことのほうから逃げていくというのです。
このように感謝、笑顔の大切さを強調しているところも、素晴らしいところです。
天風さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・何をする場合でも、現在恵まれていることに感謝しなさい(p24)
・笑いは無上の強壮剤であり、また開運剤なんだぜ(p230)
・きょう一日、どんなことがあっても腹を立てまい、批判もしないぞ、気持ちも体も、できるだけイキイキとして勇ましく働くぞ、というような気持ちを、もっているという方がおられますか?(p110)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
幸福な人生をつくる
強い命をつくる
価値高く生きる
思いどおりの人生に生きる
敵をも味方にする
笑いの人生に生きる
人生、極楽の秘訣
著者経歴
中村 天風(なかむら てんぷう)・・・明治9年生まれ、26歳の時、軍事探偵として満州へ、日露戦争で活躍をする。終戦後、当時、死病と怖れられた肺結核にかかり、心と体を取りもどすために欧米、インドを放浪。その帰路、ヨガの大聖者に出会い、インドで3年間の修行のすえ、病を克服し運命を切り拓く。帰国後、東京実業貯蔵銀行頭取をはじめ、大日本製粉(現・日清製粉)重役となるも、大正8年、一切の地位をなげうち、辻説法に転じる。「人生成功の哲学」は、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年没後も、天風門人となる者が後を絶たない。
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