「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」リカルド・セムラー
2012/09/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■地球の裏側ブラジルに
人事部がない、
給料は自分で決める、
予算も方針も自分で決める会社があるという。
そしてちゃんと利益が出ている。
成長している。
本当なのでしょうか?
・セムコ社では、社員が働く場所、働く時間、
給与の額までを自分自身で決めています(p98)
■社長のセムラー氏の考え方は、
「管理しない」ということ。
現場を知らない重役が
仕事について決定することは
できないということです。
社員は一人の大人であるのだから、
自ら考え、自ら決定します。
そしてその結果も、
自らが受けるわけです。
・ほとんどの人が、仕事に天職意識を持っていない・・・
「管理する、支配下におく、行動を監視する」
これらは、刑務所の看守が使う言葉です。(p127)
■さらに、私が素晴らしいと思ったのは、
休みも自分でコントロールできること。
給料は減りますが、
毎週水曜日の午前中は休んでゴルフ、
などということができるのです。
もちろんフレックスタイムだし、
勤務場所も社員が決めることができる。
ほとんど個人事業主のようですね。
・ちょっとだけリタイヤ・プログラム・・・
あなたとしては、給与が減ることになりますが、
上司が認めた形で、
自由な時間を買うことができるのです(p110)
■イメージとしては京セラの
アメーバ経営が近いのではないか、
と感じました。
もう少しセムコ社を調べる必要があるようです。
セムラーさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・セムコ社が1980年代半ばに、フレックスタイム制と
仮設オフィス制を導入した当初、ほとんどの人が、
これらの試みが、失敗に終わるだろうと予想した(p66)
・ワーク・アンド・ストップ・プログラム・・・
これは、社員が最長三年間、休職して、
自分の好きなことをしてもよいというプログラムです(p112)
・会社は、社員の所得の1%から3%を、
教育の積み立てにまわしています・・・
彼ら自身が、どの教育プログラムに積立金を
割り当てるかを決めることができるようになっています(p114)
・月曜の朝に会社に行きたいという気分になるかどうか、
上司を信頼できるか、・・・といったアンケートを
実施しています(p180)
・われわれが、常に誠実でいるためにやっていることは・・・
情報を自由に共有することです・・・
社員のための公開型ミーティングを月に一度開く・・・
セムコ社の財務状況について、
率直に検討し、議論するためです(p223)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
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