「素直な心になるために」松下 幸之助
2012/07/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■やはり10年目は松下幸之助だろうと、
この本を選びました。
前、読んだときは、
まだまだ「素直」というものが
理解できていませんでした。
今は、ちょっとだけわかる、
という感じでしょうか。
・素直な心というものは、
だれに対しても何事に対しても、
謙虚に耳を傾ける心である(p34)
■松下幸之助は、
神のごとき正しい判断するためには、
「素直」でなければならない
といいます。
人の話を聴くこと。
現場の現実を知ること。
感情にまどわされないこと。
物の道理、理外の理を知ること。
これらすべては、
素直な心から生まれるのです。
・人間というものは、どうしても知らず識らずのうちに
自分中心に、あるいは自分本位に物事を考えがちになって、
他人から見たらずいぶんおかしいことでも、一生懸命に考え、
それを正しいと信じている場合が多い(p167)
■「素直」な心には、三十年かかるそうです。
あと二十年か。
もう今の会社にはいないだろうけれども、
別の世界でも役立つものなのでしょう。
松下さん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・素直な心が働いていないと、一定の姿にとらわれてしまい、
現状のみをよしとするというか、融通性も進歩性もうすい、
きわめて固定化した姿に陥ることが多いと思うのです(p122)
・同じ一つの物事であっても、それに対して、
いろいろな見方があり、さまざまな面から考えることができる・・
だから一見してマイナスと思われるようなことでも、
実際にはそれなりのプラスがあるというのが
世の常ではないかと思います。(p136)
・無理をしてはいけない(p138)
・反省してみる・・「・・あのとき自分は、腹が立っていて、
ついその怒りにとらわれていたのではないだろうか。
ああいう意見をいったけれども、あの考え方は少し
かたよっていなかっただろうか」(p172)
・お互いが素直な心を養おうとする場合には、
やはり何といってもまず初めに、
素直な心になりたい、
という強い願いをもつことが必要だと思います(p162)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
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