「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」ピアーズ・スティール
2012/07/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
■「先延ばし」とは
人間の原始的な特性です。
人間の計画性は、
知能が発達する中で
後から獲得されたもの。
脳が破壊された人は
長期的な思考が
できなくなってしまうのです。
・脳の前頭前野のはたらきが大きく妨げられるほど、先延ばしが深刻になりやすい・・・脳腫瘍ができてから、怒りっぽく、異性関係が派手になり、成績が悪くなった(p72)
■ですから、
先延ばしをしないためには、
本能と反対のことをしなくてはならない。
つまり、
自分の本能を騙して、
やりたくないことを
やらせなければならないのです。
そのためには、
目標を分割して簡単にする、
大目標を意識する、
ごほうびを与える、
罰を与える
などの技術が必要となります。
・一度に一メートルずつ進もうとすれば人生は楽勝だが、一度に一キロずつ前に進もうとすれば人生は苦役になる(p251)
■「やる技術」がだいたい網羅されています。
自分の「先延ばし」にイライラしている人には、
良い本ではないでしょうか。
スティールさん、良い本を
ありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・私たちは、短期的には「やったこと」を後悔するが、長い目で見れば「やらなかったこと」を後悔する。(p140)
・アガサ・クリスティも遅筆で有名だった。(p27)
・あなたの将来の大目標・・に、目先の課題を結びつける。(p203)
・「成功の螺旋階段」・・・手ごわいけれど達成可能な目標を順々に設定し、一つずつ目標を突破していった(p169)
・エネルギー戦略・・・午前中や昼前後の最も能率がいい時間帯に、最も難しい課題に取り組む。(p208)
・退路を断って自分を縛る(p227)
・ウェイトウォッチャーズという会社は、体重が増えた人に罰を与えることを業務とする企業だ・・デンマークには、毎週一回ジムに行けば会費を免除してもらえるスポーツジムがある。(p234)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
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