「人生はすべて「逆」を行け」川北義則
2011/09/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
世の中には「常識」というものがありますが、それだけでは面白くない。やはり、一度だけの自分の人生ですから、自分の「ものさし」を持ちたいものです。この本では、出版プロデューサー川北さんの自分のものさしを紹介してもらいます。
・諦めたくなったときこそ諦めるな(p16)
社会を生きていくためには、やはり失敗しないためのポイント。そして失敗したときのポイントがあるようです。
この本でも、「失敗」という言葉が、何度もでてきますので、川北さんも何度も失敗したのでしょう。しかし、それを乗り越えた後に、大きな成功が待っているのだと感じました。
・失敗とは「そういうやり方じゃダメだよ」と教えてくれることだからである。これが失敗の本質だ。(p70)
70項目くらいにわかれていて、どこからでも読めるので、気楽に読める本です。川北さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・秀吉の残した「何事もつくづくと物思いすな」という言葉は、覚えておくに値すると思っている(p37)
・「好いた事をして暮らすべきなり」『葉隠』を書いた山本常朝の言葉である(p225)
・大人になってからの勉強を怠るな(p20)
・理屈抜きで、まず形から入れ(p95)
・私もプロデューサーとして100万部以上のベストセラーを三回経験しているが・・・一つの共通項を挙げるとすれば、どれも「そんなに売れるとは夢にも思わなかったこと」である(p175)
・「全員が賛成したら、その計画は危ない」戦前に活躍した実業家・堤康次郎氏の残した名言である(p72)
・ゼロベース・・「公益法人は全廃します」と宣言して、そこからスタートすればいいのに「必要なものは残し、いらないものを削る」などという小賢しいやり方をしたために、何の役にも立たなかった(p26)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
はじめに 「常識発想」が求められる時代は終わった
第1章 世の中の常識に縛られるな
第2章 仕事の壁は逆発想で乗り越えろ
第3章 人間関係はうまくいかないが当たり前
第4章 サラリーマン人生は長期決戦と心得よ
第5章 自分のお金は使い切って死になさい
著者経歴
川北 義則(かわきた よしのり)・・・1935年生まれ。大阪府出身の著述家、出版プロデューサー。慶應義塾大学経済学部を卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長や出版部長を歴任し、1977年に日本クリエート社を設立し独立。出版プロデューサー、生活経済評論家として執筆・講演活動を行っている。
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