「遊びの品格」川北 義則
2011/09/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
経済が縮小していると、こずかいも余裕も減って、遊ぶ人が減っているように感じます。そうした中で、「遊び」のすすめ とでもいうべきこの本がお奨めです。「遊び」ができる人ほど、仕事もできるといわれますが、これは本当でしょう。何でも興味を持って取り組む人は、仕事もできるのです。
さらに休日の活動の知識が仕事に役立つこともある。実は、ビジネスマンで差がつくのは、休日に何をしているのか、というところが大きいのかもしれません。遊びがその人の幅を広げてくれるのです。
・「あの人変わってるよね。何であんなことが面白いんだろう」そう、他人から不思議がられるような、しなくてもいいこと、つまり遊びを見つけられたら最高だ。(p20)
遊びとは、いわゆる一般教養でしょう。楽器をやってみるとか、「平日温泉一人旅」というアイデアもありました。これは人生を豊かにするために、いいかもしれない。みなさん、遊びましょう。
川北さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・憧れの楽器にチャレンジしよう(p228)
・私の知り合いには、平日、会社が終わった後、一時間半ほどで行ける温泉宿に一人でふらりと出かけて食事と温泉を満喫し、翌朝、宿から会社に出社する「平日温泉一人旅」を趣味にしているサラリーマンもいる。(p77)
・絵に興味があるなら、美術館に足しげく通って、本物を数多く見ること・・・その際、注意すべきは、
1 値段で絵を見ない
2 意味を理解しようとしない
3 気に入った絵をじっくり観る(p223)
・どのように金が動こうとも、いかに心の平静を保っていられるかを楽しむのが博打の本質(『できる人間はよく遊ぶ』藤井康夫)(p195)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 大人の男の「遊び方」―遊び心
第2章 心のゆとりをつくる「好奇心」―趣味
第3章 「男の色気」は酒から生まれる―作法
第4章 モテる男の「距離」のとり方―恋愛
第5章 「ムダ金」から生まれる人生の糧―お金
第6章 「心の器」を文化で広げる―芸術
著者経歴
川北 義則(かわきた よしのり)・・・1935年生まれ。大阪府出身の著述家、出版プロデューサー。慶應義塾大学経済学部を卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長や出版部長を歴任し、1977年に日本クリエート社を設立し独立。出版プロデューサー、生活経済評論家として執筆・講演活動を行っている。
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