「一流の男、二流の男―どこが、どう違うのか」川北 義則
2012/12/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
「人の器」とは、数字では測定できませんが、会ってみると明らかにわかります。それは人を引き付ける能力であり、人を畏敬させる判断力です。
私はこうした一流の能力というものは、生まれ持った才能が大きいと考えていますが、努力で若干の修正はできるようです。著者は、一流とその他の差は、準備と計画にある、と言います。
・結局、デキる男とデキない男の差など紙一重なのだ。その差は、準備と計画にあり。(p19)
組織の中での一流は、人を動かすことができる人。人を育てることができる人。人に火をつけることのできる人なのです。結局は、すべて「人」に集約されるのでしょう。
・「人を育てられる人」は無名でも一流人間(p69)
一流にならなくてもいいので、お役に立てる人になりたいと感じました。一流になるべき人は一流になり、二流になるべき人は二流でも良いのではないか。
河北さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・一流人のすることは、何でも早い。・・「先生、その人、紹介してください」と頼むと、船井さんは話の途中でも、その場で受話器をとり上げて、連絡してくれた(p53)
・一流を目指すなら、まず徹底して礼儀を正しくしてみるという入門法がある(p56)
・集団や組織のなかで、一時的であれ自分が主役になって物事を進めた経験は、必ず後になって生きてくる(p22)
・人より抜きん出たものを一つ持て(p98)
・人を判断するとき、その人の仲間を見れば、おおよそのことはわかる(p66)
・いったい、いつから国民は「物もらい国民」になってしまったのか(p186)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
目次
1 決断力で男を磨け
2 一流の男に学ぶ
3 遊び心は大人の心
4 ビジネスマン・一流の条件
5 一流の男の生活術
6 一流が集う一流の国となれ
著者経歴
川北 義則(かわきた よしのり)・・・1935年生まれ。大阪府出身の著述家、出版プロデューサー。慶應義塾大学経済学部を卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長や出版部長を歴任し、1977年に日本クリエート社を設立し独立。出版プロデューサー、生活経済評論家として執筆・講演活動を行っている。
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