「20代から伸びる人の習慣力 違いが出てくる男の37ポイント」川北 義則
2013/03/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
出版プロデューサーの北川さんの20代へのアドバイスです。最近、「いじめ」や「パワハラ」がよく話題になります。そして、2,3年で会社を辞めてしまう人もいるらしい。
北川が言いたいのは、それは本当に「いじめ」ですか?「プロ」の指導ではないのですか、ということです。
・先輩、上司の厳しさを「イジメ」と感じるか、はたまた「プロ」の指導と感じるか。それによって自分の伸びしろが大きく違ってくる(p20)
伸びる人は、どこでも伸びます。バカな上司の下でも成果を出すし、優秀な上司の下でも目立ちます。雑用をやっても一流だし、リーダーをやっても一流。一流の人は、何をやっても一流なのです。
つまり、一流の人は、イジメられるような職場でも、成果を出してその職場を乗っ取ってしまうでしょう、ということです。いずれ、その職場を離れるとしても、成果を出して去っていくのが一流なのでしょう。
・「電話に出る」「コピーを取る」「書類を届ける」「お得意さまにお茶を出す」。これも立派な仕事である。「あの人がいれてくれたお茶は美味しい」そういわれて、はじめて仕事をしたことになる(p70)
人は自分のことはよく見えませんが、他人はよく見えるものです。優秀な人は、かならず目立ちます。もしあなたが、「なんで認められないんだ」と不満を持っているとしたら、なにかが足りないのでしょう。
そうした事実をを認めるところから、始まるのだと思います。北川さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「伸びるな」と感じる人間は、二十代から「何か」が違う。その何かも、いろいろあるが、まず「人好きなこと」「好奇心が強いこと」「めげないこと」などである(p2)
・元の形がなければそれを破ることもできない。二十代前半のビジネスマンには、「なぜ」「どうして」の前にやることがある(p25)
・どんな仕事でも、目の前にあったらさっさと取りかかること。症状が悪化する前に歯医者に行くように、速く、そして集中して仕事に臨む習慣をつけることだ(p30)
・「厳しい先輩、上司を大切にしろ」このことを、まだ経験の浅い二十代の人にいっておきたい(p16)
・「二十代はお金を貯めることよりも、いい使い方を考えなさい」私はいつも、そう述べている。お金は稼ぐよりも使うほうが実は難しい(p105)
・謝罪の必要のない場面では、毅然として自分の正当性を主張する。これができるタフな人間でありたいものだ(p186)
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
第1章 仕事で伸びる人間がしていること
第2章 「伸びしろ」のある人間は何をしているか
第3章 恐れない人、怯まない人が伸びる
第4章 人間関係で、伸びる人、伸びない人が違ってくる
第5章 伸びていくために、忘れてはならないこと
著者経歴
川北 義則(かわきた よしのり)・・・1935年生まれ。大阪府出身の著述家、出版プロデューサー。慶應義塾大学経済学部を卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長や出版部長を歴任し、1977年に日本クリエート社を設立し独立。出版プロデューサー、生活経済評論家として執筆・講演活動を行っている。
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