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「ずぶとい生き方」川北 義則

2014/09/09公開 更新
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ずぶとい生き方


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


要約と感想レビュー

 ずぶとい川北さんの生き方を学びます。ずぶとい人は、いつでもどこでも発言します。環境によって左右されません。どちらかというと、自分で環境を変えてしまうのです。


・自分で考えたことを会議で発言し、人前で話す機会を増やすことだ・・どう反応されるかを気にするのはやめる・・総じて、座を盛り上げる人、話の中心になる人というのは、人の反応など大して気にしていない(p34)


 驚いたのは、いい関係を続けるために、いうべきことを言うということ。気に食わないなら、その点を指摘する。改善を要望する。そうすることが、いい関係を長く続けるコツだと言うのです。


 相手と感情をぶつけあうことで、長い付き合いができる。そうした成功体験を持っているのです。


・理不尽なことを求められたときは、曖昧な態度は取らないで、直接相手にぶつける・・・いうべきことはいう。そうすることが、いい関係を長く続けるコツだと思っているからだ(p160)


 なるほど、ずぶとい人は考え方がちがうんだな、と思いました。好きな人だから、いうべきを言う。それでダメになるような人であれば、付き合う価値はない。そういうことですね。


 川北さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「めげない」「怯(ひる)まない」「諦めない」「暗くならない」心のなかに、これらの芯を持つことである(p5)


・車椅子陸上アスリートの伊藤智也さん・・・「せっかく障がい者になれたのだから、障がい者として人の心に残ることを成し遂げたい(p5)


・理解を求めない、孤立を恐れない・・・気を遣いすぎるのは考えものだ。そもそも、相手を理解しようと思うからいけない。人間が人間を理解するなんて、しょせん無理なこと(p80)


・私はタイトな仕事が続くときなどは、意識的にステーキや鉄板焼きなどを食べる(p102)


・先ごろ亡くなられた邱永漢さんは、間違いなくいいケチの方だった・・・自分が有望と見込んだ事業への出資を知人たちに募ったものの、目論見が外れた際には、全額、その出資金を返済した(p200)


ずぶとい生き方
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川北 義則
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


目次

第1章 ずぶとい人間は、何事にも潔い
第2章 ずぶとい人間は、余裕がある
第3章 ずぶとい人間は、太く長く生きる
第4章 ずぶとい人間は、戦い方がわかっている
第5章 ずぶとい人間は、モテ方を知っている



著者経歴

 川北 義則(かわきたよしのり)・・・ 1935年大阪生まれ。1958年慶応義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、1977年に日本クリエート社を設立。現在、出版プロデューサー、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆、講演活動を行っている。


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