「「また、必ず会おう」と誰もが言った」喜多川 泰
2011/09/15|

Tweet

【私の評価】★★★★★(91点)
内容と感想
■中高生向けの成功哲学ドラマ。
この一冊に、人生で大切なことを
たくさん詰め込みましたね。
喜多川さん。
■熊本から東京ディズニーランドに
やってきた高校生が、
飛行機に乗り遅れてしまいます。
お金がない。
どうしよう。
高校生に声をかけたのは、
売店のおばさん。
ここから高校生の熊本までの
旅がはじまります。
・これからのことを不安に思っても、今日あんたが熊本に帰れないという事実は変わらないのよ。だから今を楽しむの。わかる?(p35)
■高校生は、旅の出会いのなかで
自分にできることをお手伝いする、
自分のものさしを持つ、
感謝する、
命の有限性を知る・・・
といった人生で大切なことを
学んでいきます。
小説というよりは、
人生を幸せに生きるための副読本ですね。
・人が何と言おうと、自分がやりたいことは何かを真剣に考えろ。他の誰でもない、おまえの人生やろ。(p136)
■こうした喜多川さんの本は、
青少年読書感想文の課題図書や、
授業の副読本にして、
より多くの若い人に読んでもらいたい。
私の経験からも、学校では
本当に人生で大切なことは教えてくれません。
先生だって、社会人経験がないので、
教えるくらいレベルの高い人はごく少数。
喜多川さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あなたにとって居心地のいい場所は、まわりの人があなたに何をしてくれるかによってじゃなくて、あなたがまわりの人のために何をするかによって 決まるの。家も、学校も、職場も、全部同じね。(p62)
・誰かがやれと言うたからやる。やるなと言うたからやらん。そういう生き方をして、おまえは、自分の人生の責任をちゃんと自分でとる自信はあんのか?(p126)
・使命とは限りある命を、永遠に続く何かに変えたいと願う行為じゃと私は思う。(p192)
・結局、どこにいようと自分が頑張ったぶんしか、人は幸せになることができないんだと思う(p178)
▼引用は下記の書籍からです。
サンマーク出版
売り上げランキング: 953
【私の評価】★★★★★(91点)
著者紹介
喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|