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「親が75歳になったら読む本 子どもは、親の介護を引き受けなければならないのか」林 千世子

2011/09/14公開 更新
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親が75歳になったら読む本 子どもは、親の介護を引き受けなければならないのか


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 そういえば自分の親も75歳だと、読み始めました。これぐらいの歳になったら、老後はどうするの、一人になったらどうするの、お金はじゅうぶんあるの、お墓はどうするの・・・といったことを話し合う時期なのでしょう。


・親がどのくらいの蓄えをもっているのか。親の蓄えが不十分な場合は、誰が、どう負担するのか。こうした経済問題についても、きょうだいで日ごろから、話し合っておかなくてはなりません。(p24)


 子供の養育資金であれば、だいたい計算ができますが、両親のサポート資金は計算が難しい。子供ならせいぜい20年間で卒業していきますが、両親の老後は何十年となるかわからない。


 子供の将来だけでなく、両親とも将来のことを話し合い、準備しておく必要があるのでしょう。


 林さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・要介護になるのは、4~5人に1人(p32)


・周囲も、介護を手助けすることはもちろん、介護者が、あまり追い詰められてしまわないように配慮したいものです(p67)


・訪問介護はいつも同じヘルパーが担当するとは限りません。・・・わが家では、ノートの1ページを2つに分け、上段には、その日、その時間にやってほしいことを、箇条書きに書いておきました・・・ 下段には、簡単に、母の様子を書いてもらうようにしていました(p99)


・公的施設はほとんど、多数の待機者がある、つまり、申し込んですぐに入所できません・・・公的施設を希望するなら、親が「要介護2」とか「要介護3」といった認定を受けたら、施設入所も将来の可能性の1つに考え、いくつかの施設に入所申込みをすませておく(p114)


・ホーム見学は必ず複数、行うこと。・・・最初はどうしても、施設のハード(設備など)に目が行きがちでした。・・・最終的には、案内にあたる人の受け答えなどを通して、なんとなくですが、施設の誠意を感じ取ることができるようになってきました(p128)


・親の老後について、次のようなことをたしかめておく・・・
 1 どんな暮らし方が、理想の老後生活だと思っているか。
 2 さらに年をとっても、夫婦だけで暮らしていこうと思っているのか
 3 ひとりになった場合はどうするのか・・・10まで(p173)


・介護予防のポイントは「寝たきり」の3大要因である
  1 脳血管疾患を防ぐ
  2 高齢による、心身の衰えを防ぐ
  3 転倒などによる骨折を防ぐ(p181)


・女性はとくに筋トレを行い、転倒を防ぐ(p192)



【私の評価】★★★☆☆(78点)


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