「リーダーになる人のたった1つの習慣」福島 正伸
2010/01/13公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
3人の起業を目指す若者が、どん底のカラオケ店を立てなおすという物語です。
3人はそれぞれ、知的系、笑顔系、地道系とタイプも違えば、手法も違います。ただ、同じなのは、最初は、いずれも成果が見えないということです。地道系は、自分から率先して、ごみ広い、掃除、笑顔で声掛け、チラシくばりと模範を示しますが、だれもついてきません。ついには病気になって、入院してしまいました。
・無駄な努力はない。成果は出ずとも成長している(p46)
表面上はなにも成果がないようですが、地道系がコツコツと模範を示すことで、実は社員からの信頼が作られていました。地道系が病気になったことをきっかけとして、社員が自分で仕事をやりはじめたのです。リーダーにはいろいろなタイプがいますが、結局は人を信じ、自分を信じてやっていくしかないということなのでしょう。
実際にあった話をベースにしており、気軽に読める本でした。成果が出なくても、地道にやっていきたくなりましたので、本の評価としては★3つとします。福島さん、よい本をありがとうございます。
この本で私が共感した名言
・目の前の問題から逃げても、また同じ問題が降りかかってくる・・・問題は解決しないかぎり、その人間を試すかのように降りかかり続けるものなんだよ(p90)
・仕事において、最高の報酬とは、まさしく感動だよ・・・人を変えたければ、相手を感動させ、一緒に感動する、ということだ。(p160)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
著者経歴
福島 正伸(ふくしま まさのぶ)・・・1958年生まれ。1884年ビーボード設立。1885年青年企業家協会設立、会長就任。88年会社就職予備校(現アントレプレナーセンター)設立。1994年アントレプレナー大学創設。専門は、自立型社員による組織活性化支援、新規事業支援、創業支援の研修、講演を行う。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
最近読んで感動したのは、
『リーダーになる人のたった一つの習慣』
でした。
ちょうどご本人が主催されている
ドリームプラン・プレゼンテーション
(通称:ドリプラ)の中国大会(上海、深セン)で、
福島さんが訪中されていたので、この本を購入しました。
ひょんな出来事がきっかけで、
著者の福島さんと30分ほど
タクシーの中で話もできました。
ページ数も少なく、
内容も小説仕立てで簡単に読めてしまう本
なのですが、鋭いほどに本質が語られていることに
感心しました。
ここまで、本質を簡単に、
しかも分かりやすく書ける著者のチカラ
を感じる本でした。
信頼とは、相手をそのまま受け入れ、
自分を成長させることです。
相手を受け入れなければ、
相手はこちらを受け入れることはないでしょう。
そしてその上で、自分が相手の見本となって行動するのです。
信頼とは、自分を変えることによって、
相手を変えることにほかなりません。
(p164)
分かってはいるし、努力もしているんだけど、
焦っていたり、イラっとしてしまうと
ついできなくなってしまう大切なこと・・・。
常に目に見えるところに貼って、
自分の戒めにしています。