「理想の会社」福島 正伸

【私の評価】★★★☆☆（79点）

要約と感想レビュー

　上司が会社で名言を引用していた一冊です。偶然にも手元にあり驚きました。

　この本で福島さんが言いたいのは、良い会社には、感動の物語があるということです。ディズニーランドに感動の伝説の物語があるように、感動のエピソードはお客さまだけでなく、従業員さえも感動させてくれます。

　そして福島さんは、そうした感動の物語を経営者自らが作り発信するとともに、従業員からも感動の体験を集めることが大切だと教えてくれます。つまり、自分の会社を伝説のエピソードでいっぱいにするということなのでしょう。

・実際にあった感動的な話を集めてみましょう。・・・「充実体験」という記入用のシートを使って集めます。（p151）

　人を感動させるのはエピソードです。そしてその感動が、人の心を動かしていく。非常に大切なことだと思いました。ちょうど会社で１分間スピーチをやろうと思っていましたので、まずは「充実体験」をテーマにスピーチしてもらいましょう。

　物語の大切さを教えてくれる良い本でしたので、本の評価としては★３つとします。福島さん、よい本をありがとうございました。

この本で私が共感した名言

・教育とは教えるものではなく、見せるものである（p61）

・困っている人がいれば、どんなところでも私は行く。問題というのは、上司が一番格好良い姿を見せる最高の機会なんだから（p98）

・『今日という一日を、人生で最高の一日にしよう！』・・・今日一日をどう生きるかが、自分の人生なんだってことに気がついたんだ。（p99）

【私の評価】★★★☆☆（79点）

著者経歴

　福島 正伸（ふくしま　まさのぶ）・・・１９５８年生まれ。１８８４年ビーボード設立。１８８５年青年企業家協会設立、会長就任。８８年会社就職予備校（現アントレプレナーセンター）設立。１９９４年アントレプレナー大学創設。専門は、自立型社員による組織活性化支援、新規事業支援、創業支援の研修、講演を行う。

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