「おとながこどもにできること―シュタイナーのこどもの育てかた」ローター・シュタインマン
2010/02/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
■「親」としてどのように
子どもを教育していけばよいのか、
ドイツの考え方をこの本で学びましょう。
■職場でも家庭でも
信賞必罰、褒めるときには褒め、
叱るときには叱る必要があります。
その場その場で、臨機応変に
自分なりの基準を持って対応することが
大切であり、難しいところなのでしょう。
・なにをこどもに許して、こどもに許さないか、わたしたち親の境界とはなにか。・・・はっきりとした境界をしっかり示すことが大切です(p110)
■また、「やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
ではありませんが、
まず、子どもを信じること。
そして、自らが学ぶことこそが、
子どもを教育することにもなるのだと思います。
・じぶんの関心、興味を発展させていくということ・・・おとながしずかに集中して何かにとりくんでいる様子に、こどもは繊細に反応します(p172)
■会社では、ある程度、準備期間をもって
上司という立場になりますが、
家庭では思いがけず早い時期に
「親」になってしまうこともあると思います。
こうした本で、事前に学んでおきたいものです。
本の評価としては★3つとしました。
よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いちばん下の娘が10歳のときのことです。「しごとの計画表」をつくってもらいました・・・朝、朝食のときに「今日のおまえのしごとはなんだったっけ」
と聞きます。(p13)
・「前もって気づくほうが、あとからおいかけるより楽ちん」・・・日々のなかで、自分のことを前もって考えているおとながいるということをこどもたちに体験させてあげられたらいいですね(p10)
・ほんとに君自信を受け入れるよ、というこどもと内的につながるおとなが必要です(p151)
春秋社
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シュタイナー教育を実践していなくても
まちがえることはまちがってない
【私の評価】★★★☆☆(71点)
■著者経歴・・・ローター・シュタインマン
1944年生まれ。
ベルリン・シュタイナー教育委員養成ゼミナール代表。
読んでいただきありがとうございました!
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