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「オレたちバブル入行組」池井戸 潤

2009/09/12公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 ちょっと気分変えに小説を読んでみました。テレビでは「半沢直樹」というタイトルで、ドラマ化されています。銀行の支店長の不正融資を暴いていく半沢直樹課長の物語です。


 著者も元三菱銀行に務めていましたので、銀行の組織や内部事情に詳しいので、どこまで本物に近いのかわかりませんが、純粋にストーリーを楽しめます。テレビのサスペンス番組を見るつもりで読むような本なのでしょう。(実際、TBSの日曜劇場で放映されることになりました)


 私も社会人になったのが1989年とバブル世代なので、銀行には行かなくてよかったなと思いました。本の評価としては、★3つとしました。


この本で私が共感した名言

・バブル時代・・・地価が高騰し、会社の内容に似合わぬ過剰な余力を抱えてしまった多くの会社が、それを担保にした様々な投資に手を出した(p94)


・家族を債権者から守るため、離婚して単身、逃亡者のような生活をしている経営者もいる。社長業は孤独だ。金回りのいいときには周囲からちやほやされるが、いったん、窮地に立つや、だれも救いの手をさしのべてはくれない(p184)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(78点)



著者経歴

 池井戸 潤(いけいど じゅん)・・・1963年生まれ。三菱銀行勤務を経て、「果つる底なき」で江戸川乱歩賞受賞。著書多数。


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