「成功者の習慣 成功する人は何が違うのか[DVD]」原田隆史
2009/03/23公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(94点)
要約と感想レビュー
日誌で反省し原因と改善を行う
車でこのCDを聞いていました。やはり、原田先生はすごい。このCDを繰り返し、聞いています。やはり成果を出している人は、ツボを抑えていると思います。
ツボの1つ目は目標設定です。自分らしい目標、自分にふさわしい目標を設定するように指導しているという。つまり、日本一の子もいれば、学校一の子もいるわけです。そしてその目標を具体的にイメージさせるのです。ツボの2つ目は、すさみ除去です。すさみ除去とは、場を清めること、時を守ること、礼を正しあいさつすることです。
そのうえで、ルーチンでやっていくことを書き出します。そして、それらを毎日、日誌でやったこと、だめだったことを記録するのです。毎日書くのですから、毎日PCDAを回しているということなのです。
僕らの日誌とは何かといいますと、1つは今日のよかったこと、マル、何が良かったか。2番目。今日のだめだったこと、ペケ。3番目。その2つのことから考えられる原因、理由と改善。4番目。じゃあそのことを踏まえて、明日どうするか(p7)
組織の文化を作る
これだけ成功している原田先生ですが、最近、重要視しているのは、組織の文化を作ることだといいます。つまり、一人のカリスマが組織を成功させても、そのカリスマがいなくなれば、組織は元に戻ってしまいます。
ですから、カリスマでなく組織の文化を作る。そうすれば、その文化は引き継がれていくのです。だからビジネスの話では、教科書、マニュアルを作ることを推奨しているという。教科書、マニュアルがあれば、組織で活動できるのです。
優秀な店長には教科書を作れと言って、作らせています。マイ教科書。会社のツール、ノウハウ論じゃなしに。ご自身の教科書を作って、それを基に教えなさいと。(p9)
組織の文化を作る
本質的な成功の定義を定めた上で、具体的な手法にまで落としていく原田先生に感動しました。これを中学生に適応して実績を出しているのは驚異的です。(自分の息子が中学生であることもありますが・・・)
実はそうしたテクニックを既に知っている自分がいるのですが、それを使いこなしていない自分に気づき、悔しくなりました。行動し、成果を出さなくては意味がないのです。まず、息子で実験してみることにしました。
また、テクニックが大事なのではなく、8割以上は、やる気・元気・情熱という心の部分が影響するとわかりました。常に心が燃えているようにするために、「燃えている人を友達に持ちなさい」と助言しています。
久しぶりに興奮しました。まだ読んでいない原田先生の本をアマゾンで注文しました。文句無く★5つとします。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・僕らの成功の定義は、「自分にとってその目標が、まず価値がありますか?」。価値ある目標を今度は作戦の中で、「いつ達成するのか日付を入れなさい」と。(p14)
・いい先生は誰かといったら、やっぱり子どもに夢を与えて、自ら夢をバーッと追いかけていく。僕の場合は「日本一にしよな」「日本一の学校にしよな」(p10)
・持論とか、自分の理念とか、自分の哲学とか。持論のないやつは、経営できないでしょ。人から見たら多少変であっても、その人が持論で理念で語れなかったら、部下はついてこないでしょ。(p21)
▼引用は、この本からです。
ビジョネット (2008-03-31)
売り上げランキング: 613
【私の評価】★★★★★(94点)
著者経歴
原田隆史(はらだ たかし)・・・1960年大阪府生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。「究極の荒れた学校」とまで言われた大阪市立松虫中学校に赴任し、「陸上部の子どもたちを2年後に日本一にする」と宣言して実現。赴任後7年間に、陸上競技個人種目で13回の日本一を達成。地元大阪では「生徒指導の神様」と呼ばれる。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする