「原田隆史の熱い言葉64」原田 隆史
2016/01/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
敵は自分です
不良高校から陸上日本一を大量排出したカリスマ教師が教える、8つの心を動かす秘訣です。その8つ秘訣について、それぞれ8つの言葉を示し、解説してくれます。
敵は誰ですか?自分です。仕事と思うな、人生と思え。一寸先は・・光です。いつもの原田語録です。
敵は誰ですか?自分です・・結果が出ないのは・・・「自分がさぼっていた」からです(p68)
人を変えるのは人間関係
人を変える、組織を変えるのは、空気や人間関係だという。若い人はルール・規則には従わないが、その場のムードには従うという。店舗ごとに差が出る理由は、店長のオーラと店のムードなのです。
著者は声をかけることから始めます。挨拶する。掃除する。時間を守る。朝礼で大きな声を出す。失敗しても励ます。そうした積み重ねが、組織の雰囲気・ムードを作り人を変えていくのです。
何はなくとも、まずストローク・・人は、人と人とのかかわり、コミュニケーションを断たれたら、だんだん元気を失う(p138)
思いは枯れる
しかし、思いは枯れると言います。だから、何度も目標を書く。ベッドの上の天井に夢・目標を書いた用紙、写真を貼る。やったことを反省して、今後の計画を修正する。そうした繰り返しで、自分の思いを再確認し、行動につなげていくのです。
だから著者は、「思いたったら今すぐにやりなさい」「今から行動しなさい」と語りかけます。一度ダメでも、気づいたときにまたやったらいい、あきらめないことが大切なのです。
行動なくして、成果なし。そのコツがわかりました。原田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・世界一のエベレストに上る準備をすれば、日本一の富士山には簡単に登れる(p42)
・人は、「厳しさ=父性」「優しさ=母性」「楽しさ=子ども性」によって育ちます・・コンパ、飲みニケーションをしよう(p141)
・メンターとは何か。それは心の師匠です。損得勘定抜きにして付き合ってくれる指導者(p154)
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【私の評価】★★★★★(91点)
目次
第1部 パフォーマンス力 意志の力を培う
心を高くする!
心を使う!
心を強くする!
心を整理する!
第2部 メンテナンス力 愛の力を培う
心をきれいにする!
心を元気にする!
心を広くする!
心を動かす!
著者経歴
原田 隆史(はらだ たかし)・・・株式会社原田教育研究所代表取締役社長。北海道・大阪・東京・京都・高知教師塾塾頭。株式会社原田教育研究所陸上競技部監督。1960年大阪市生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育、生活指導に注力、問題を抱える教育現場を次々と立て直し、「生活指導の神様」と呼ばれる。陸上競技部の顧問として、独自の育成手法「原田メソッド」により、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回日本一に導く。大阪市教員退職後、天理大学専任講師を歴任。「原田メソッド」に多くの企業の経営者が注目し、ユニクロ、カネボウ化粧品、野村證券、中外製薬工業、キリンビールなどの企業研修・人材教育を歴任。これまでに約250社・5万人のビジネスマンを指導している。
読んでいただきありがとうございました!
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