「大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」」中山 和義
2007/10/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
著者の中山さんがお客様向けの月刊会報誌に載せた物語から、評判の良かった24の物語を紹介した一冊です。考えさせられる話が多いのですが、心理カウンセラーの先生の話は印象に残りました。
その先生のお子さんがガンになってしまったとき、いつものように人から相談されているのに、自分の中にいつもと違う感覚になったというのです。「子どもが学校を辞めた」という相談に対しては、「子どもがいてるだけでいいじゃないか」と思ってしまう。「けんかになってしまう」という相談については、「けんかができてうらやましい」と感じたたというのです。
相談相手にとっては不幸なことも、先生には幸せなうらやましいことに感じてしまったというのです。失ってわかるものがある、ということなのでしょう。
・先生の二歳のお子さんが小児ガンになって入院した時期・・・「子どもとすぐに殴り合いのけんかになってしまうんです」と相談されても、「うらやましいな、息子が大きくなって、けんかができたらどんなに幸せだろう」(p113)
「物語には人の心を動かすすごい力がある。」ということを証明する一冊でした。気軽に読めて、ほっと心が温かくなる本ですので、★3つとします。
この本で私が共感した名言
・「私が心理カウンセラーになったのは、母のように悩んでいる人を一人でも救いたいからです。誰かに相談できれば、命を救える人がいるはずです」と熱く語ってくれました。(p52)
・講師が、「もし、あなたが一週間後に亡くなるとしたら、何をあなたはしますか?やりたいと思ったことをノートに全て書いてください」と言われた・・(p62)
▼引用は、この本からです。
フォレスト出版 (2007/07/06)
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
1 自分を成長させてくれる物語
2 夢や仕事に情熱を与えてくれる物語
3 人生と人間関係を変えてくれる物語
4 家族、友人の大切さを教えてくれる物語
著者経歴
中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている
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特に家族の大切さを教えてくれる物語が感動です。
毎日が普通に生活できることの喜びをもっとかみしめなければいけないと思いました。
また、もっとも近くにいる家族のみんなに、一番感謝しなければならないことにも気づきました。
仕事もそこそこに、家族のみんなを思いやりながら生活していきたいと改めて感じました。
ときどき読み返したい本です。