人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「公立校の逆襲 いい学校をつくる!」藤原和博

2005/05/20公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

公立校の逆襲 いい学校を作る!


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

●民間校長先生として有名な
 元リクルートフェロー藤原和博さんの、
 中学校長奮闘記です。


 公立中学校がいかに運営されているか
 説明してくれるので、
 「へー、なるほど!」と
 感心してしまいます。


・正確に言うと、教師の任免権は 都道府県の教育長が握っており、異動の権限も、都道府県と各市町村の教育委員会に帰属する。(p99)


●ビジネスマンとしてもトップクラスの人だけに、
 その教育を見る視点はこれまでにないものです。


 授業として[よのなか]科を提唱しており、
 今年の[よのなか]科のタイトルだけ
 見ても面白そう!です。


和田中[よのなか]科

第1回「ハンバーガー屋さんの店長になってみよう!」4月13日
第2回「流行る店、流行らない店」4月20日
第3回「ハンバーガーの原価と輸出入」4月27日
第4回「円高・円安(為替)と世界経済」5月11日
第5回「輪ゴムとベンチャー企業の関係」5月18日


・大人がワクワクするような授業でなければ、中学生がワクワクするわけがない。(p54)


●さすがです。ビジネスの世界では
 優秀なサービスは利益を上げることで、
 その規模を大きくしていきますが、
 教育の世界ではよい授業は広がるでしょうか。


 それとも小さいまま置かれるのでしょうか。


 そこを見ていれば、
 教育界がどうしようもないレベルなのか、
 それとも少しは見込みがあるのか
 分かるのでしょう。


この本で私が共感した名言

・公立の小中学校の場合、児童・生徒一人当たり年間100万円程度の教育費がかかっている。(p87)


・教頭の、この書類とハンコの提出事務リストラが、なにより教育改革の優先事項かと思えるほどだ。(p27)


・職員室に(パソコンが)一人一台という態勢になっていない。(p82)


・"読書する習慣"は、まさに、この基本だと私は考える。(p166)


公立校の逆襲 いい学校を作る!
藤原 和博
朝日新聞社
売り上げランキング: 188906


【私の評価】★★★☆☆(75点)



著者経歴

 藤原 和博(ふじわら かずひろ)・・・1955年生まれ。リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。1996年に同社フェロー。2003年東京都で民間人初の公立中学校長となる。


この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


無料メルマガ「1分間書評!【一日一冊:人生の智恵】」
まぐまぐ殿堂入り、発行部数11,000部
メルマガ登録ホームページ発行者の日記


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。
<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: