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「中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由」黄文雄

2005/05/19公開 更新
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中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由―誰も言わない「反日」利権の真相

【私の評価】★★★☆☆(79点)


●いろいろ海外で仕事をしていると
 想像もできないようなことが
 おこります。


 予定通り資材がこない、
 打合せを連絡なしですっぽかす・・・。


 約束を守らない、
 ウソばかりということがあるのです。


 ・中国では「すべてがウソ。ウソでないのは詐欺師だけ」
  と嘆いたのは元総理の朱鎔基だったが、
  人間不信社会ゆえに詐欺が横行して偽物が氾濫し、
  もはやどうしようもない状況なのだ(p144)


●よく考えると「約束は命をかけても守るもの」
 と思っているのは日本人だけで、
 国によっては約束を守ることは、
 それほど重要なことではない
 ということもあるわけです。


 ・以前三人の中国人留学生の保証人になった
  日本人から聞いたことだが、
  三人ともまじめで優しい性格の持ち主だったものの、
  そのうち生活費や滞在期限の問題を
  解決しなければならなくなると、・・・
  全員がそれぞれ、さまざまな犯罪に手を染め、
  ある者は逮捕され、ある者は逃亡して
  行方不明になったという。・・・
  犯罪は中国人が行きぬく智恵だといえる・・・
  「逮捕されなければ何をやってもよい」
  というのが、中国人の価値観であり、
  社会ルールなのだ(p234)


●そういう視点でみると中国とのつき合い方も
 それに合わせた対応が必要であることがわかります。


 それをよく知っているのは外務省のはずなの
 ですが・・・・。


 ・反撃できないおとなしい相手に対し、
  とことん、際限なくつきまとい、
  脅迫し、利益を引き出そうというのが、
  易姓革命国家のヤクザ体質の特徴である。
  李登輝氏はしばしば、中国人の特性として
  「柔らかい土を掘る」と指摘しているが、
  まさにその通りである。(p67)


●邱永漢氏は中国でビジネスをするときは、
 信賞必罰を心がけなければならないと
 言っていました。


 つまり、中国人は相手の出方を見て、
 自分の行動を決めるということです。


 甘いところを見せれば、
 そこをついてくるのが中国人です。


 ・中国による理不尽な教育への干渉に対し、
  日本が今までのように不作為に徹し、
  さらには譲歩、迎合を積み重ねるならば、
  「勝者にこそ歴史の解釈権がある」という
  中国の信念はますます強固なものになっていく
  ことだろう。それにしても中国人の歴史観は、
  さすがに政治の道具だけあり、
  歪曲、捏造に満ちたものである。(p39)


●最近テレビで靖国神社参拝がよく取り上げられ、
 小泉首相が「他国が干渉すべきではない。」と
 発言していますが、過去の経緯を十分に説明する
 テレビはありません。


 そこは自分で学ぶしかありませんが、実は、
 小泉首相の発言にはもっともな過去の経緯が
 あるのではないでしょうか。


 ・戦後の首相による靖国神社参拝は、
  1951年秋に吉田茂首相が再開し、
  52年の大祭以来、・・・歴代首相は、
  みな例大祭には公式参拝している。
  75年以降は、八月十五日と例大祭に
  参拝している。ところが85年に
  中国から抗議されると、当時の中曽根首相は
  参拝を取り止めた。・・・
  どうしてここに至って抗議を
  開始したのであろうか(p45)


●とはいえ、私も海外に出て仕事をしなければ
 「ウソをつく人」がいるということを理解できなかったように、
 普通の日本人には、自分の地位や金のためにウソをつき、
 人を騙す人間がいるということを理解できないでしょう。


 ・権力者は私欲に走り、
  民衆の生活を犠牲にする中国の伝統(p270)


 ・中国の歴史は判図拡張の歴史であり、
  周辺諸地域への侵略の歴史でもある。
  だがこの国の歴史教科書では、
  一切「侵略」という言葉は用いられていない。
  「侵略」とは日本を糾弾し、さらには
  外交カードとして使う言葉であり、
  決して自国の侵略の歴史を教えることはない(p178)


●国際化とよくいわれますが、本来の国際化とは相手を理解し、
 相手によって適切な対応をすることこそ、
 真の国際化といえるのではないでしょうか。


 ・戦後中国の国共内戦にしても米ソの代理戦争であることは
  否定できないが、中国内戦に関与した列強の中で、
  なぜ日本だけが侵略国として非難され、
  米英ソだけが中国防衛戦争を支援したと
  評価されるのだろうか(p109)


●今後、海外で仕事をする人が増えることはあっても
 減ることはないでしょう。


 そのなかで、失敗、挫折を繰り返しながら、
 日本人ほど正直な国民は世界では稀であるということを
 理解するまで、この苦労は続くのでしょう。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・中国が警戒するといってやまない
  「日本軍国主義の復活」という文句は、
  自国の軍拡の道を正当化したいがための言いがかりだ。
  そのような言葉を謙虚に承ろうとする、
  あるいはそれに唱和する愚かな日本人が
  いかに多いことか。(p43)


 ・中国人の凶悪犯罪が横行するようになってからは、
  警察官までが一番恐れているのが中国人だ・・・
  最近の警察官は中国人の危険性から
  一人では巡回しないのだそうだ。・・・
  中国人は凶器を持っている者が多く、
  危険なため、なかなか近寄れないのだ(p75)


 ・虐殺とは中国伝統文化の一つで、
  戦争では欠かすことのできない中国軍の慣習である。
  もし部下に住民への虐殺や略奪を許さない将軍がいれば、
  名将にはなれないどころか部下に逆襲されるだろう(p151)


 ・なぜ日本人は中国の歴史捏造根性を糾弾しないのか(p160)


 ・日中戦争の真因は、
  日本の「侵略」や「陰謀」にあるのではなく、
  中国国内の各派勢力が次から次へと仕掛けた
  反日、排日、敵日の罠に日本がまんまと
  はまってしまったことにある。
  罠というのは反日宣伝、排日デモ、反日教育、
  日貨排斥から日本居留民に対する襲撃、殺害、大量虐殺に
  もとった反日事件も数々発生した。(p130)


中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由―誰も言わない「反日」利権の真相
黄 文雄
青春出版社
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5 隣の迷惑なお方を叱るに事前の必読書。
5 台湾人でなければ書けない中国人論
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5 全ての日本人が読んでおくべき本
5 すべての日本人において必読の書!

【私の評価】★★★☆☆(79点)




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