「韓国人に教えたい 日本と韓国の本当の歴史」黄 文雄
2018/09/21公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
■私の知り合いの韓国人は、
礼儀正しく、楽しい人ですが、
慰安婦問題や歴史認識のニュースを
見ると憂鬱になってきます。
報道番組では「日韓併合」ではなく
「日本による朝鮮のの植民地支配」と
表現するコメンテーターも多い。
本当の歴史とはどこにあるのか、
新聞やテレビには期待できません。
・1910年の合邦を機に、半島の人口がどう変化しているかを見てみましょう
1753年 約730万人
1850年 約750万人
1906年 約980万人
1912年 約1400万人
1938年 約2400万人
数字は嘘をつきません(p156)
■合法的な手続きにより
「日韓併合」がおこなわれたのが1910年。
韓国は日本の一部となったのです。
日本は韓国のインフラを整備し、
奴隷制度を撤廃し、
日本人と韓国人を平等に扱う
ことにしたのです。
その証拠に税収の少ない韓国に
差額を補てんしている。
軍隊の将校にも朝鮮人がいました。
朝鮮人は日本人として
戦争を闘ったのです。
・合邦前の朝鮮は3000万円の予算編成を必要としていました。しかし750万円しか歳入がない状態で・・日本政府が内地の税収を「補充金」、差額を「立替金」として捻出しています。さらに日本は韓国に対し、年間10~20%の歳出を補填しました(p63)
■朝鮮人の強制連行という主張は、
事実無根だと断言しています。
そもそも朝鮮人が日本に不法入国し
困っていたくらい。
朝鮮の移民を制限する法律も作られましたが、
朝鮮人の反対で撤廃されています。
歴史認識で議論をふっかけてくる
人は少ないと思いますが、
事前の準備は必要だと思いました。
どれだけ深く歴史を学ぶのかで、
厚顔無恥な主張にどう対応できるのかが
決まるのです。
黄(こう)さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「日本によってはじめて独立が失われた」という嘘・・・少なくとも1000年以上の間、朝鮮が中国の属国だった(p93)
・日清戦争後に日本と清の間で交わされた下関条約の第1条にも、次のように明記されています。「清国ハ朝鮮国ノ完全無欠ナル独立自主ノ国タルコトヲ確認ス・・・下関条約の内容について、しばしば「朝鮮を日本の支配下に置く」という文言に置き換えて紹介されています・・文字どおりに読めば「清は朝鮮の独立を認める」であることは明らかです(p96)
・アメリカの国務長官フレソング・ハイセンは駐清公使ヤングに、「朝鮮の清国からの独立は、今や確立されたものと合衆国は見なしている」という書類を送っています。これが当時の常識だった・・(p96)
・近代中国の代表的な啓蒙思想家・梁啓超・・・朝鮮亡国の原因は日本ではなく・・・朝鮮の宮廷や両班による権利の壟断(独占)や収奪、さらに空論、激情、厚顔無恥といった性質ですが、こういった国民性は多かれ少なかれ、現在も残っている・・(p38)
・リンカーン以上の奴隷解放を行った日本・・・1690年の大邱では、全人口のうち両班7.4%、良民(常民)49.5%、奴婢43%の比率だった・・1858年には両班の人口比率が48.6%まで増加していますが、これは身分の売買によるものです。それでも人口の約半分は奴婢でした(p208)
・台湾は日清戦争後の1895年に日本に割譲され、10年経った日露戦争後には財政的に自立し、日本からの補助金を絶っています。それと比べて朝鮮は、終戦まで資金や資本の援助を受けていました(p70)
・そもそも元の皇帝フビライ・ハーンに「日本征伐」を進言したのは高麗の忠烈王であり、元寇は実質的に高麗軍の日本侵略でした・・・元寇を「東征」「日本征伐」と称する一方、豊臣秀吉の「朝鮮征伐」について・・名称変更を要求するなど、彼らの考え方はあまりに自分本位です(p84)
・韓国人は、歴史を「真実」よりむしろ「政治」と考え、独善的な主張を相手に押し付けることにこだわりがちです(p4)
・日本による強制連行は本当にあったのか・・・労働者が低賃金の場所から高賃金の場所に移るのは当然です。彼ら移民は内地の日本人から職を奪い、また治安を悪化させる原因・・1918年には、朝鮮人を募集する日本企業に対して「労働者募集取締」の行政指導が行われ、日本をはじめとする海外への渡航も制限されました。しかし、民族紙「東亜日報」は「これは朝鮮人全体を無視し侮辱する悪法だ」とする撤廃キャンペーンを張り、1922年には撤廃されています(p112)
・なぜ強制連行などという話が出るのか・・・それは半島および大陸の「伝統文化」・・満蒙八旗軍による朝鮮人連行はたびたび繰り返されてきました・・・朝鮮戦争でも、韓国人が数十万単位で北朝鮮に連行されています・・・まして動乱期には強制連行はつきものであり、「日帝も侵略の際には当然やったに違いない」という思い込みが「日本政府による強制連行」という虚構の土台になっているのです(p116)
・朝鮮では、中華帝国の属国であることに誇りを持っていました・・自分たちは小中華を任じ、漢字を使い、儒教を重んじるなど、ことごとく中国の真似をしていました(p18)
・皇帝に奏文を上奏するときは、重臣に賄賂を贈るのがならわしでした。当時の清の朝貢国には、越南(ベトナム)や琉球などがありましたが、そのなかで最も回数が多かったのが李朝であり、今の韓国が賄賂社会なのも、属国時代の風習の名残です(p21)
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【私の評価】★★★★☆(87点)
目次
第1章 日韓をめぐる歴史のウソと真実
第2章 間違いだらけの韓国人の歴史認識
第3章 日韓併合は韓国に何をもたらしたのか
第4章 韓国こそ日本への謝罪と反省が必要
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