「なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得 」田坂広志
2005/03/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
いい意味でも悪い意味でも,田坂広志さんの気取った爽やかな文体で「いかに生きるか」というテーマを綴った一冊です。
時間とは人生のことです。成功哲学の本と内容はほぼ同じですが,三菱金属,シンクタンクなどでのサラリーマン生活のある田坂広志さんならではの深い洞察が魅力です。
・転職などの形で,その「課題」から逃れたならば,不思議なことに,その課題が追いかけてくるのです。(p172)
サラリーマンとして成功するための考え方やノウハウが豊富に掲載されていますので,組織で成功を目指す人には,お勧めの一冊です。
これまで読んだ田坂広志さんの著作の品質は非常に安定しているので,安心して推薦できる書き手であることを再認識しました。
この本で私が共感した名言
・ある営業課長は,顧客への営業の帰り道,必ず部下とともに「反省会」を行う習慣を持っています。その具体的な方法は,部下への「質問」です。(p88)
・私にとっては,「講演」や「講義」というものが,体を鍛える場でもあります。(p46)
・成功者は常に「個性的」です。(p126)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
著者経歴
田坂広志(たさか ひろし)・・・1951年生まれ。1974年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。同年民間企業入社。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。技術研究部長、事業企画部長、取締役・創発戦略センター所長を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年4月多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。2000年6月シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。2003年7月「社会起業家」としての働き方を支援する「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任。現在、上記の活動に加え、情報、流通、金融、教育、バイオなど各分野の企業の社外取締役や顧問を務める。2001年10月個人サイト「未来からの風」を開設。毎週、メッセージ・メール「風の便り」を配信する
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