「知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代」田坂 広志
2018/11/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
要約と感想レビュー
シンクタンクから大学教授。社会起業家フォーラムを設立した田坂さんの一冊です。この本では知性を書きたかったようですが、本人も知性の本質がわからないで書いているのではないでしょうか。本物の知性とは、なんとも表現しにくいものなのです。
例えば、経験から得られるものは知性なのか、それとも本を読んで得られたものが知性なのか。人生とは答えのない問いに、答えを探していくものなのでしょう。この本も答えのない本となっていました。
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・一つ、質問があるんだが、この提案書の中で、君が、自分自身の『経験』から掴んだものは、どんな部分なのかな・・(p52)
・未来を予見できなければ、「ビジョン」や「戦略」を描けない(p117)
光文社 (2014-05-15)
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
目次
第一話 なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?
第二話 「答えの無い問い」に溢れる人生
第三話 なぜ、「割り切り」たくなるのか?
第四話 「割り切り」ではない、迅速な意思決定
第五話 精神のエネルギーは、年齢とともに高まっていく
第六話 「固定観念」を捨てるだけで開花する能力
第七話 なぜ、博識が、知性とは関係無いのか?
第八話 頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由
第九話 なぜ、優秀な専門家が、問題を解決できないのか?
第一〇話 「スーパージェネラリスト」とは、いかなる人材か?
第一一話 「垂直統合の知性」を持つスーパージェネラリスト
第一二話 スーパージェネラリストに求められる「七つの知性」
第一三話 なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか?
第一四話 「予測」できない未来を「予見」するには、どうすればよいのか?
第一五話 なぜ、「目標」と「ビジョン」が混同されるのか?
第一六話 「志」と「野心」は、何が違うのか?
第一七話 なぜ、「戦略」とは「戦わない」ための思考なのか?
第一八話 なぜ、優れたプロフェッショナルは、「想像力」が豊かなのか?
第一九話 「知性」を磨くための「メタ知性」とは何か?
第二〇話 なぜ、古典を読んでも「人間力」が身につかないのか?
第二一話 あなたは、どの「人格」で仕事をしているか?
第二二話 なぜ、多重人格のマネジメントで、多彩な才能が開花するのか?
第二三話 なぜ、スーパージェネラリストの知性は、現場にあるのか?
第二四話 なぜ、人類は、二〇世紀に問題を解決できなかったのか?
第二五話 「二一世紀の知性」とは、いかなる知性か?
著者経歴
田坂広志(たさか ひろし)・・・1951年生まれ。1974年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。同年民間企業入社。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。技術研究部長、事業企画部長、取締役・創発戦略センター所長を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年4月多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。2000年6月シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。2003年7月「社会起業家」としての働き方を支援する「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任。現在、上記の活動に加え、情報、流通、金融、教育、バイオなど各分野の企業の社外取締役や顧問を務める。2001年10月個人サイト「未来からの風」を開設。毎週、メッセージ・メール「風の便り」を配信する
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