「絶対に損をしたくない人のための仮想通貨投資入門」内藤 忍
2018/07/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
要約と感想レビュー
一般的な仮想通貨について教えてくれる一冊です。仮想通貨は決済手段としては、可能性を持っていると思われます。しかし、現在は交換レートが乱高下しており、決済するにしても交換レートの変動リスクが課題です。
仮想通貨を投資と表現していますが、仮想通貨は交換手段であり、価値を生みません。交換レートが変動することに賭けるのはギャンブルと言えるでしょう。ゴールドラッシュで金堀りよりもショベルやジーンズを売ったほうが儲かるように、仮想通貨交換所を運営して手数料を取るなら儲かりそうです。
内容が薄い印象でした。内藤さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ビットコインをはじめとする仮想通貨は1500種類を超える・・「ブロックチェーン」と呼ばれる公開分散型台帳によってすべて記録されます(p13)
・2018年3月現在、日本国内では、ビックカメラやメガネスーパー、エイチ・アイ・エスなどの大手企業でビットコインが支払いに利用できるようになっています(p20)
・仮想通貨売買で得た収入は、個人であれば雑所得として総合課税の対象となります(法人の場合は営業収益として法人税の課税対象)(p22)
・ビットコインの問題点として、取引(トランザクション)速度が遅くなっている・・・特に2018年1月4日には、日本の多くの交換会社で、送金から指定口座への着金までに48時間近くかかるという事態に発展しました(p34)
・仮想通貨のリスクとしては、次の4つがあります。
1 盗難(ハッキング)リスク
2 管理(セルフゴックス)リスク
3 交換会社リスク
4 カントリーリスク(p117)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
目次
第1章 仮想通貨を購入する前に知っておきたいこと
第2章 仮想通貨の絶対に失敗しない買い方
第3章 必ずおさえておくべき4つの"リスク"と対策法
第4章 絶対に損をしない仮想通貨の資産運用法
第5章 話題の仮想通貨をおさえよう!
著者経歴
内藤忍(ないとう しのぶ)・・・1964年生まれ。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院修士課程卒(MBA)。外資系金融機関勤務などを経て、1999年にマネックス証券株式会社の創業に参加。マネックス・ユニバーシティなどグループ会社の代表取締役を歴任後、株式会社資産デザイン研究所代表取締役。
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