「プロフェッショナル講座 営業力―「顧客の心」に処する技術と心得」田坂広志
2004/07/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
要約と感想レビュー
非常に基本的なことが書かれています。例えば、仕事においては顧客の話をよく聞くこと、顧客をフォローすること。あまりに基本的すぎて、この本は本当に田坂さんが書きたい本だったのかな?と疑問になりました。
ただ、救われたのは、基本を書いているからこそ、本当に大切なことがしっかり入っていることです。例えば、反省会を行うこと。次に同じことをするときのために改善し、準備しておくということです。
・商談後、その商談を振り返って「反省会」を行う必要があります。(p134)
この反省会というものが曲者で、意識しないでやっている場合も多いのですが、意識しないと行われない場合もあり、「反省会」の有無が会議の成果を大きく左右するだけに大切なのです。とりあえず、「反省会」を徹底することを心に留めたいと思います。
この本で私が共感した名言
・商談の場とは、まず、顧客から発される「暗黙のメッセージ」に耳を傾ける場なのです。(p127)
・顧客をフォローするときは、かならず「手土産」を持って、フォローしなければなりません。(p158)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★☆☆☆☆(59点)
目次
人間と組織を売り込む力それが、営業力
売れるのは、商品ではない人間である
営業力とは「商談のアート」である
細やかな「商談の技術」を身につけよ
商談における「機会損失」を最小にせよ
「小さな商談」でこそ営業力は磨かれる
商談の前日には徹底的な「予行演習」を行え
「予行演習」は智恵を共有する最高の場
商談の直前には「肉声プレゼン」を行え
「シーン・メイキング」の技術を身につけよ
著者経歴
田坂広志(たさか ひろし)・・・1951年生まれ。1974年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。同年民間企業入社。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。技術研究部長、事業企画部長、取締役・創発戦略センター所長を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年4月多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。2000年6月シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。2003年7月「社会起業家」としての働き方を支援する「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任。現在、上記の活動に加え、情報、流通、金融、教育、バイオなど各分野の企業の社外取締役や顧問を務める。2001年10月個人サイト「未来からの風」を開設。毎週、メッセージ・メール「風の便り」を配信する
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