「チェンジ・ザ・ルール!」エリヤフ・ゴールドラット
2003/11/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
コンピュータシステムの導入にあたってのポイントを教えてくれる物語です。システムを導入することは簡単です。ただ、システムを導入することで、会社の利益を増やすことは難しいのです。会社の利益を増やすためには、それまでの会社のルールを変えるしかありません。システム導入はそのきっかけになるわけです。
この本では、在庫の削減と、出荷の遅れを減らすことを目標としています。その指標を減らすためにシステムを使い、会社の利益を増やすのです。このようにこの本は、コンピュータシステム導入のポイントを教えてくれます。現在の会社は、コンピュータシステムなしでは動きませんから、導入に決定権を持つ経営者、管理職の方には必読の書です。
ゴールドラットさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・適材適所がやはり重要で、一つひとつのプロジェクトに適切なマネジャーをあてがっておけば、大きな問題が起こりそうな時でも前もって警告を発してくれる。
・表面上はあくまで穏やかに、だが水面下では必死に水をかいていなければならない。
『慎重になる』ということは、どこかに危険が潜んでいないか常に目を光らせ、それに備え、前もって計画を立てておくという意味だ。
業績の予想を低く見積もった『慎重』な部下に対し、社長のスコットが『慎重』の意味をこのように「事前の準備」と説明しています。本当に慎重な人は、目標に向かって計画を立て、リスクがあれば事前に対策を練り、目標達成が難しくなれば対策を打つのです。
同じ『慎重』でもやらない慎重と、代案を準備している慎重では大違いいです。しかし、現実の世界を見ると、上に行くにしたがって、間違った意味での『慎重』になっていくように思えるのはなぜでしょうか。
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1 バグ
2 利益的貢献
3 最適化
4 決断
5 大芝居
6 本当の始まり
著者経歴
エリヤフ・ゴールドラット・・・イスラエルの物理学者。1948年生まれ。トヨタ生産方式の生産管理の考え方をTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)と名づけ、研究所を設立。TOCを普及させるために、ゴールドラット・グループを創設。その後、TOCを単なる生産管理の理論から、新しい会計方法(スループット会計)や一般的な問題解決の手法(思考プロセス)へと発展させ、アメリカの生産管理やサプライチェーン・マネジメントに大きな影響を与えた
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