「暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制の罠」副島 隆彦、佐藤 優

| このエントリーをはてなブックマークに追加

暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■6年前の気鋭のお二人の一冊です。


 話は国際情勢について、
 現在の分析から未来を予測するものに
 なっています。


 その中で、アメリカから操られている
 日本という国家の仕組みについても話がひろがります。


 国家反逆罪がない日本では、
 特捜部がその代わりとして
 危険人物を取り締まるのです。


・日本語で「やけどをする」という言い回しがあります。
 政治家や官僚が、日本の国益を優先して本気でアメリカと
 交渉窓口に立ったら、必ずやけどをする。・・・
 日本操り対策班の言うことを聞かなければ、左遷されるか、
 スキャンダルで追い詰められる(副島)(p41)


■この本の中では、
 副島さんはオバマ大統領の失脚と、
 ヒラリー大統領の誕生を予想しています。


 佐藤さんは、グルジアの軍事衝突により、
 本当の軍事衝突が発生する時代を予想しています。


 残念ながら、佐藤さんの予想が、
 当たっているようです。


・武力による不変更というヨーロッパ・ロシアに存在していた
 ゲームのルールが、アブハジア、南オセチアの独立で
 完全に破られました・・・軍事衝突という「熱い戦争」の
 時代が来ると思います(佐藤)(p211)


■情報を集めて時代を読むという
 作業をされているお二人の話を聞いていて、
 「インテリジェンス」という言葉を思い出しました。


 現在から、未来を知ることができるのです。


 副島さん、佐藤さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ヨーロッパの白人には、有色人種に対する差別意識は
 今も根強く残っています。アメリカに黒人大統領が出現すると、
 ヨーロッパの人種主義が再び頭をもたげてくる可能性を、
 私は危惧しています(佐藤)(p29)


・私は既に5年ほど前から、「やがて中東で核が使われる」
 と予測しています(副島)・・・
 核が1回使われることになれば、堰を切ったように
 使用されるようになるでしょう。というのは、
 今後、核が使われないという
 蓋然性のほうが少ないからです(佐藤)(p220)


・私たちはイギリス人(19世紀の大英帝国)と
 アメリカ人(20世紀の世界帝国)の対立を中心に、
 本当の現代世界史がつくられてきたのだということに
 そろそろ本気で気づくべきです(副島)(p107)


ロシアと日本を絶対に仲良くさせない、という
 アメリカの魂胆は、恐るべきものだ・・・
 4島一括返還でなければ売国奴だと喧伝して、
 鈴木宗男を葬り去ろうとしたことに
 大きな疑問を感じます(副島)(p235)


・ロシアの保険会社は全部マフィアが経営する会社です・・・
 保険会社は取立て屋を持っていて「人間には目が2つある。
 1つくらい売ってもよい。腎臓は2つある・・」
 こういう感じで脅します(佐藤)(p66)


【私の評価】★★★☆☆(78点)



■目次

序章 アメリカ大統領選に隠された真実
  ―ユダヤ・ロビーを無視して国際情勢は認識できない
第1章 アメリカ・ドル覇権の崩壊で「恐慌化」する世界
  ―1929年の「世界大恐慌」を凌ぐアメリカ発の金融危機の正体
第2章 秘密結社の実像 西欧を動かす民族思想と宗教
  ―キリスト教に反旗を翻した集団の思想的系譜
第3章 ロシアの野望と裏で操る2大勢力
  ―実力者プーチンとユダヤ・ロビー、アルメニア・ロビーの暗躍
第4章 グルジアで発火したロシアとアメリカの「熱き戦争」
  ―第三次世界大戦への発火点となるか?グルジア軍事衝突の実像
第5章 劣化し、暴走を始めた日本の行方
  ―アメリカと官僚に乗っ取られた日本国は「新統制経済国家」へと転落する


この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読 スポンサードリンク
関連記事

>月別(2002年7月~)