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「イスラムと仲よくなれる本」森田ルクレール優子

2023/11/23公開 更新
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「イスラムと仲よくなれる本」森田ルクレール優子


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

人を酔わせるものは禁止

キリスト教に次ぐ16億人もの信者を持つというイスラム教入門書です。イスラム教で印象的なのは、たとえばハラールで豚肉とアルコールが禁止されていること。毎日5回お祈りすること、年1回1カ月の断食があることでしょうか。意外だったのはイスラムでは、酔わせるものは禁止なので、音楽もお酒やギャンブルのように、人を酔わせるので禁止なのだという。


また、女性は手と顔以外の肌をかくして、髪の毛もヒジャーブという布で見せないようにしています。実は男性も、おへそから膝までの肌を見せてはいけないのです。これだけ制約があってもイスラム教の信者が増えていく秘密は、どこにあるのでしょうか。


・日中は・・飲まず食わず、断食に徹します。そして、日没のお祈りの時間になったら、その日の断食は終了です(p79)


隠すのは女性を守るため

イスラム教というと女性が抑圧されているというイメージがありますが、それは誤解だという。女性が手と顔以外をかくすのは、周囲の欲望から女性を守るためだというのです。例えば、一夫多妻制で4人までと結婚できることについては、以前は何人とでも結婚できる時代に、イスラム教は女性を守るために4人に限定したのです。


また、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが、女性教育を禁止していると批判されています。実はイスラム教では女性教育を禁止していません。大学で女性がヒジャーブを適切につけていないなどとして、タリバンが勝手に大学教育を停止しているだけなのです。


そういえば、イランでヒジャーブをつけていないという理由で暴行を受け、女性が死亡した動画報道がありました。女性を守るために戒律があるはずなのに、戒律を守らない女性に暴行するのは矛盾しているように感じますね。


・女の子に教育を受けさせないなんて、イスラムではありません(p96)


善行をすることで天国へ行ける

著者にとってイスラム教の良い点は「家の中ではママがいちばん」と母親を大切にすること、親孝行をする子どもがとても多いことです。また、イスラムでは「あいさつすること」「寄付すること」「善行をすること」が、天国へのポイントかせぎになると考えられていて親切な人が多いという。著者はアッラーの愛のおかげで、心の中にあった劣等感を埋めることができました。イスラムに愛を感じるというのです。


全体として表面的なイスラム教についての説明で、入門編としてわかりすくするために、このような内容になっているのでしょう。森田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・イスラムでは「生理が始まったら大人」になる・・生理が来なかったら、15歳で大人の仲間入りです(p24)


・「アッラー」のあとに「スブハーナフ・ワ・タアーラー」、「ムハンマド」のあとには「サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム」とつけ加える(p7)


・シーア派は「ムハンマドの嫁婿アリーこそが後継人にふさわしい!」・・などと主張しました(p208)


▼引用は、この本からです
「イスラムと仲よくなれる本」森田ルクレール優子
森田ルクレール優子、秀和システム


【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

第1章 イスラムの子と、どうやれば仲よくなれるの?
第2章 イスラムの子と楽しく遊べるコツって?
第3章 もっと深く知りたいイスラムの秘密
第4章 イスラムの大誤解、パパとママに教えてあげよう
第5章 イスラムでは何を祈っているの?
第6章 イスラムって「そもそも」どんな宗教なの?



著者経歴

森田ルクレール優子(もりた ルクレール ゆうこ/Morita Leclerc Yuko)・・・1980年、東京都生まれ。フィルダウス出版代表。パリ近郊在住12年。イスラム教のシンプルライフを広める専門家。知られざるイスラム教の暮らしと価値観などを伝えたいと考えている。20年ほど前のエジプト旅行にて、人々が道端で礼拝している姿を目の当たりにして魂が震え、帰国後イスラム教に入信。教えを守ることにより、それまでうまくいっていなかった仕事も復帰。生きる意味、親を大事にするという教えから親との関係性が改善し、家族の大切さを知る。2年前に、SNSで出会ったイスラム教徒の生粋のパリジャンと交際ゼロ日で結婚。3か月後フランスへ移住。夫の子ども4人を引き取り、フランス語・子育て経験ゼロから母親になる。自身では4人を出産。現在計8人(20歳の三つ子、17歳、10歳、8歳、6歳、4歳)の子育て中


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