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「休息の科学 息苦しい世界で健やかに生きるための10の講義」クラウディア・ハモンド

2023/11/22公開 更新
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「休息の科学 息苦しい世界で健やかに生きるための10の講義」クラウディア・ハモンド


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

主にイギリス人への休息アンケート

著者は休息を研究するチームに2年間所属し、休息調査というオンラインアンケートを実施しました。イギリスのBBCラジオ4の著者の担当番組で呼びかけたところアンケートには135か国、1万8000人が参加してくれたという。この本は、そのアンケートの結果、上位10位となったマインドフルネス、テレビを見る、空想にふける、入浴、散歩、何もしない、音楽を聴く、一人になる、自然のなかで過ごす、読書についてそれらが、本当に「休息」になるのか証拠を集め、検証したものです。


したがって、科学的にこの10個が本当に「休息」になるというものではなく、この10個が主にイギリス人に人気のある「休息」であるということなのです。欧米の人たちはできるだけ「休息」していたい!と考える人たちと思っていましたが、心の中には、休息したい気持ちと自分は怠けているのではないかという矛盾する気持ちがあるという著者の解説を読んで、少し安心しました。


・休息を切望する気持ちと、自分はだらけているのではないかと不安に思う気持ち(p10)


読書は休息だ

まず、意外だったのは、「読書」が人気第1位の休息であったということでしょう。読書は休息だったのです!!読書家にとっては読書は自分をリラックスさせてくれる娯楽なのです。また、寝る前に読書をすると簡単に睡眠に入ることができる点。読書をすることにより、自分の世界から逃避できる点をメリットとしてあげています。


さらに読書を趣味にするお年寄りが寂しさを感じにくい事例を示し、読書することで、孤独感を減らすことができるというのです。実際、良い本を読むと、時間を忘れて、「フロー」の状態になってしまうことがあります。そうした良い本を選んで読むことができるとすれば、読書ほど素晴らしい休息はないということなのです。


・読書を趣味とするお年寄りのほとんどは寂しそうに見えない(p314)


頭の中をからっぽにすること

読書以外には、自然の中を歩くこと、瞑想(マインドフルネス)すること、何もしないことなどが紹介されています。共通するのは頭の中をからっぽにすることでしょう。こうした休息の間だけは、目の前にある対人関係や家庭や職場から求められるプレッシャーや悩みごとから逃避できるのです。


人は休息ばかりしていられませんが、休息なしでは疲れてしまいます。適度な休息を取ながら、ハッピーな人生を送りたいものです。ハモンドさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・マインドフルネス・・呼吸に集中し、一つひとつの感覚を観察し、邪魔な考えがふと湧のをく受け入れて、できればそのまま逃します(p47)


・やるべきことを書き出すことで頭の中の負担が軽減される(p98)


・歩くことはメンタルヘルスの障害発生リスクを17%低下させる(p147)


・うつ病の人のなかには「ハッピーボックス」と呼ばれる箱をつくり、気分が落ち込んだときの助けとなるものを詰める人がいます(p216)


▼引用は、この本からです
「休息の科学 息苦しい世界で健やかに生きるための10の講義」クラウディア・ハモンド
クラウディア・ハモンド、TAC出版


【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

はじめに 休息のすすめ
人気の休息 第10位 マインドフルネス
人気の休息 第9位 テレビ(動画コンテンツ)を見る
人気の休息 第8位 空想にふける
人気の休息 第7位 入浴
人気の休息 第6位 長めの散歩
人気の休息 第5位 特に何もしない
人気の休息 第4位 音楽を聴く
人気の休息 第3位 一人になる
人気の休息 第2位 自然のなかで過ごす
人気の休息 第1位 読書



著者経歴

クラウディア・ハモンド(Claudia Hammond)・・・イギリス出身の作家、心理学者、人気のラジオプレゼンター。BBCラジオ4の番組「All in the Mind」のプレゼンターを務め、心理学やメンタルヘルスの専門知識をわかりやすく視聴者に伝えている。サセックス大学では心理学の客員教授として教壇に立つ。英国心理学Public Engagement & Media賞など多数の受賞歴あり。


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