【私の評価】★★★★☆(80点)
■仕事を一人でこなすことができるようになると、
次に新たな壁がやってきます。
それは、チームで仕事をしていくことです。
一人で仕事をしているときには、
期限に合わせて自分の仕事をこなしていけばよいのですが、
他人と仕事を分担していくとなると、
簡単にいくはずがありません。
■この本では、そうした初心者リーダーのために、
世の中の優れた親方(チームリーダー)が、
どのように工程管理をしているのか教えてくれます。
■まず、親方は、部下に
「どれくらいの期間で仕事ができるのか」を
質問します。
もし、答えが「二週間」であれば、
それをバッサリ短く査定(たとえば一週間)して、
その部下が予定どおり終われるか、終われないか
のギリギリの納期を設定します。
こうして、他の部下の仕事も
厳しく査定していきます。
・サバ取りの議論の方法・・・ひとつは、バッサリ型。・・・
バッサリと半分に切ってしまう。・・・オススメなのが、
コミュニケーション型。・・・議論しながら、五分五分の期間に
詰めていく(p165)
■しかし、こうしたスケジュールで
全体のスケジュールを組み立てると、
かならず遅れが発生します。
そこで、親方はプロジェクト全体としての
余裕を確保しておくのです。
つまり、部下から余裕を引き剥がし、
余裕は親方だけが持っている状態にするのです。
こうすることで、部下はギリギリの納期に挑戦しながら、
プロジェクト全体としては余裕を持っているので、
安心して仕事ができるわけです。
・辣腕マネジャーは厳しい納期を部下に要求する。・・・
さらには、上司はイザというときに「親方バッファ」を
使って現場を守る。(p64)
■こうして見ると非常に単純ですが、
思ったよりこの親方の知恵を知らない人は
多いのではないでしょうか。
プロジェクトに関係する人には必須の知識ですので
初めて知った人は買いましょう。
本の評価としては★4つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日常の進捗管理をするのはとてもかんたんだ。
作業担当者に「あと何日?」と質問するだけなのだ。(p84)
・「問題があるとしたら何がある?」と質問すること(p89)
・工程表を前から読むときに声を出すことは重要だ。
・・・みんなの頭の中でシナリオを具体的にイメージ
して考えるようになり、それがチェックにもなる(p156)
▼引用は、この本からです。
中経出版
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大企業病と改善のメカニズムがわかる
良本
人間中心の日本的CCPMの書
CCPMの解説本としては非常に分かりやすい
TOCをやさしく書いた本です【私の評価】★★★★☆(80点)
■著者紹介・・・岸良 裕司(きしら ゆうじ)
1959年生まれ。(株)ビーイング取締役開発部長。
日本TOC推進協議会理事。
84年京セラに入社。
2003年ソフトウエア会社ビーイング入社。
経営推進室長として経営改革に取り組む。
─────────────────
■関連書評■
a. 「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」岸良 裕司
【私の評価】★★★★★
b. 「クリティカルチェーン」エリヤフ・ゴールドラット
【私の評価】★★★★★
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