人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

【書評】「3時間で身につくClaude活用術」尾藤 克之

2026/04/23公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

「3時間で身につくClaude活用術」尾藤 克之


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー


文章作成ならClaudeが優秀

10分で本を読み30分で記事を書くというコラムニスト・尾藤克之氏が、Claude AIの活用を開始したのは2023年からです。文章作成ならChatGPTよりもClaudeが優秀と言われており、著者はClaudeを1000時間も活用してきたのです。


著者がClaudeを日常的に活用する場面は大きく二つ。一つは仕事上のメール文の事前チェック、もう一つは企画立案時のたたき台づくりです。


特にメールチェックでは、送信前にClaudeへ下書きを読ませることで、ミスを未然に防ぎながら文章の質を短時間で引き上げることができるのです。


Claudeを使い始めてわかったのは、つまらない作業から解放され、本当にやりたい仕事に集中する時間が増えるということでした(p5)

Claudeへの指示が重要

Claudeを使うときに、最も重要なのが指示(プロンプト)のしかたです。Claudeは指示に忠実に動くので、指示が曖昧であれば結果も曖昧になり、指示が擬態的であれば出力もそれに応えてくれるのです。


メールの修正を依頼する場合を例にとると、単に「直してください」と入力するのではなく、「簡潔にしてください」「緊急度を高めてください」といった具体的な方向性を添えることで、Claudeは意図を汲み取った修正案を提示するのです。


Claudeはニュアンスの微調整まで行います。たとえば催促メールを作成する際には、「緊急度があると感じさせながらも、相手に圧迫感を与えない文体に修正してください」と指示すると、Claudeは適切な回答をしてくれるのです


上司へのメールであれば、「判断に困らない構成になっているか」「曖昧な表現が残っていないか」を確認させる。


部下へのフィードバックメールであれば、「よかった点を最初に褒め、具体的な課題を明示し、改善策を示したうえで、成長への期待を伝える構成にする」と指示する。


こうした目的に応じた指示(プロンプト)が、Claude活用のカギなのです。


部下へのメールの書き方・・・1レポートの背景や目的を追加・・2「完成の定義」を明確にする・・3部下が「なぜこれをやるのか」を理解できるようにする(p82)

Claudeを育てるコツ

本書のなかで、とりわけ実践的なのは、Claudeを事前に設定し、育てるという考え方です。著者はチャットを開始する際、まず最初にClaudeの立場を明確に指示します。


たとえば文章チェックを依頼する場合には、「論理と構成がプロの編集者・執筆者の水準を満たすこと」「長文を適当に短縮しないこと」「リライトの際は元の情報を省略せず、描写の密度を高めて文字数を増やすこと」「前回の出力から何を追加したかを末尾に付記すること」といった条件を最初に指示するという。


そして、そのチャットを使い続けていると、品質が低下してくることがあるという。特にClaudeが謝り始めたときは、自信のないモードに入っており、新しいチャットを立ち上げるとよいという。


一方、著者はChaudeの品質劣化への対策ついても説明しています。


同一チャットを長時間使い続けると、Claudeが過度に謝罪するようになることがあるという。これは「自信のないモード」に入ったサインであり、こうなったら無理に続けず、新しいチャットを立ち上げるのが最善の対処法だという。


さすが1000時間使っているだけある、という印象でした。


クオリティの低下を感じるのは・・「Claudeが謝り始めたとき」です・・・Claudeは「自信のない状態」を引きずってしまう・・・迷わず新しいチャットを立ち上げてください(p189)

簡単に70点の書類が作れる

Claudeは新規事業企画書も作ってくれます。Claudeは簡単に70点くらいの企画書を作ってくれるのです。ただ、そのまま使える部分は70%くらいで、根拠があいまいな部分や、抽象的な部分は修正を指示しなくてはなりません。


80点、90点に質を高めていくのは、Claudeによって効率化された時間を使えばよいのです。


私は会社ではMicrosoft Copilot、個人ではChatGPTを使っていますが、Claudeにも挑戦してみます。尾藤 さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言


・取引先へのメールを送信する前に、Claudeにチェックしてもらいましょう・・・1タメ口になっていないか・・・2相手の立場に配慮した表現になっているか・・3あいまいな表現がないか(p90)


・指摘メール・・・上のメールを改善してください。怒りを抑えて事実を冷静に伝え、至急の対応とその後の改善を分けてください。成長を促すメッセージも含めてください(p88)


・散らかったメモを構造化する・・・以下の1日のメモを、「やったこと・課題・明日の予定」という構造で、プロとして通用する日報に変換してください(p97)


・「事実」と「解釈」を分ける(p102)


▼引用は、この本からです
「3時間で身につくClaude活用術」尾藤 克之
Amazon.co.jpで詳細を見る
尾藤 克之 (著)、WAVE出版


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次


第1章 Claudeの概要 Claudeとは何か、ChatGPTとの違い、アカウント作成から基本操作まで
第2章 メール対応 依頼メール、お詫びメール、催促メール、部下へのフィードバックなど実践テンプレート
第3章 報告書・議事録 週報、月報、議事録、進捗報告など、そのまま使えるプロンプト集
第4章 企画書を作成しよう 企画立案から構成、プレゼン資料まで、Claudeと一緒に作り上げる方法
第5章 Claude応用編 ROI試算、データ分析、複数回のやり取りで精度を高める実践テクニック


著者経歴


尾藤克之(びとう かつゆき)・・・コラムニスト、作家。明治大学研究員・客員研究員を歴任。2021年よりAI活用を開始、Claude公開初期から3年・延べ1000時間の実践を通じて独自の「Claude活用術」を確立。議員秘書、コンサルティング会社、IT系上場企業の役員等を経て現職。


この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


ブログランキングにほんブログ村



<< 前の記事 |

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: