【書評】「世界のエリート投資家は何を考えているのか:「黄金のポートフォリオ」のつくり方」アンソニー・ロビンズ
2026/04/22公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
給料天引きで貯蓄する
カリスマコーチといわれるアンソニー・ロビンズが、長期的に成功している投資家にインタビューした内容をまとめた一冊です。
まず、最初に投資するためには、タネ銭を貯める必要があります。
貯蓄を成功させるためのコツは、給料天引きで自動的に貯めることだという。自分の収入のうち、何%を自分と家族のために貯蓄するか、決めるのです。
もし、給与が昇給したら、昇給分を貯蓄してもよいでしょう。
貯蓄額が低いのはなぜか?「もっと貯蓄して投資する」重要性は誰でも知っているはずなのに、なぜ実行できないのか(p62)
アクティブ運用ファンドは手数料が高い
この本では、手数料の高いアクティブ運用ファンドを批判しています。そもそも長期で見ると、96%のアクティブ運用ファンドが、市場平均より低い利益しか出せていないのです。
さらにファンド・マネジャーの49%が、自分が運用するファンドを所有していないというのですから、どうしようもありません。金融業界には、専門知識のない一般人を食い物にしようとする会社や専門家が溢れているのです。
アメリカでも401K確定拠出年金の運用会社が手数料を明示する法的義務が課されたのは、2012年になってからだという。
自身が打っている投資商品を自分では購入しない専門家・・など問題外だ(p27)
損しないポートフォリオ
この本では、レイ・ダリオのオールシーズン戦略ポートフォリオを推奨しています。
具体的には長期米国債(20~25年満期)40%、中期米国債(7~10年満期)15%、株式(S&P500かインデックス・ファンド)30%、商品(コモディティ)取引7.5%、金7.5%で、かなり保守的です。
株式は債権の3倍のリスクがあるので、常に利益を出そうとすれば、債権を多めにしなくてはならないのです。
ウォーレン・バフェットは90%株式(S&P500)、10%短期米国債を提唱していますが、バフェットは20年、30年といった長期投資を前提としているからなのでしょう。
こうした資産配分(ポートフォリオ)は、リスク許容度によって変わります。もし、「心配するのがイヤ」なら米国債だけで投資すればよいのです。
マーケットのタイミングを計れると考えるのは、大きな間違いだ。想定外の要因が働くことがあり、たとえ世界トップの投資家でさえ間違えることがある(p291)
「夢のリスト」を作る
最後に、想定外の大金が手に入った時は、「安定・安心口座」「リスク・成長口座」「夢口座」に分けることを推奨しています。
「安定・安心口座」は、国債や生命保険などの元本保障を基本とします。
「リスク・成長口座」はリスクはあるものの成長が期待できる株式や商品取引、金などに投資します。
「夢口座」は、自分の「夢のリスト」を実現するための口座です。あなたは、何を「夢のリスト」に入れるのでしょうか。
投資の本に書いてあることをまとめた一冊と理解しました。妥当な内容だと思います。ロビンズさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・自分が、ホームレスとなり車に住んでいた若い頃に・・・「新しい自分」を確立するのに大きな力を与えてくれたのは本だった・・毎日1冊読む決心をした(p40)
・富を築く方法は、意外にシンプルだ。まず、人の役に立つ方法を見つける。そして、自分の価値を高める。もっと働く。もっと世のためになる。もっと出世して、もっと人の役に立つ(p24)
・裕福になりたければ、まず豊かな気持ちを持つことだ。今日、感謝することは何か・・・「人生の出来事は全て、自分を成長させるために起こる」と信じられるか(p104)
・金持ちほど「金儲け=ゲーム」と考える(p22)
▼引用は、この本からです

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アンソニー・ロビンズ (著)、三笠書房
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
1 「マネー・ゲームに勝つ」ための原則
2 この「9つの神話」にだまされるな
3 自分の夢の「実現コスト」はいくらか?
4 人生において一番大切な「投資」の決断
5 どんな経済下でも確実に利益を出せる「黄金のポートフォリオ」
著者経歴
アンソニー・ロビンズ(Anthony Robbins)・・世界ナンバーワン・カリスマコーチ。心理学、リーダーシップ、交渉術、組織改革の権威として、コーチングやNLP理論を元に、著者が実体験で得た能力開発の具体的方法について著作、講演等を行なう。
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