人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「「バズる文章」のつくり方」尾藤 克之

2021/08/05公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

「「バズる文章」のつくり方」尾藤 克之


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

文章300個作成し1日5回ツイート

文章術のように見えるタイトルですが、ネット時代に自分をブランド化し、ファンからフォローしてもらうための一冊です。著者は「あなたの文章が劇的に変わる5つの方法」を出版したとき、文章の専門家として自分をブランド化することにしたのです。


自分ブランド化のために、まず、「文法」「数字のトリック」「語彙力」のテーマについて、140文字の文章を300個作成し、1日5回、Twitterでツイートしたという。この方法でフォローワーが1000人から1万人に増えたのです。(現在3万人)多くのSNSがありますが、情報発信、ファン獲得なら、フェイスブックよりTwitterが最適であるという。昔はメルマガが最強と言われましたが、最近はTwitter、LINEが大きな拡散力を持っているのです。


・300個ほど作成したネタを3ヶ月にわたり発信した結果、Twitterの発信のみで約3000冊を売り上げることができました(p28)


誰に向けた文章なのか

ネットではデマや嘘の情報が氾濫しているため、この本では「自分/相手」と表現していますが、誰が書いているのかが重要です。つまり、医師や弁護士や大学教授などの専門家が書いているのか、どこにでもいる一般人が書いているのか、ということです。


理想は、「この人の記事なら読みたい」と思われるように自分をブランド化し、ファンになってもらうことでしょう。そうした信頼感をベースに、読みたくなるテーマについて読みやすいレイアウトで書いていくことで、読まれる文章となるのです。


また、「誰に向けた文章なのか?」を明確にしておくことで、良い文章になります。「喜怒哀楽」を表現して、「起承転結」でストーリー性を表現すると感動する文章になります。最初にフックをかけておくと、読まれる文章になるのです。


・「自分/相手」×「主題」×「様式」のバランスがよかったときに「バズる」が発生する(p95)


文章力とは総合力

ネットの文章力とは、総合力だと思いました。つまり、誰が書いたのかというブランド性、読みたいと思わせるテーマ、読みやすい構成、クリックしたくなるつかみの有無で決まるのです。私はTwitterは使っていますが、LINEにも大きな可能性がありそうなので、LINEを使ってみようと思いました。


バズるのには理由がある!ということで★は4つとしまいた。尾藤さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・自分のサイトを分析してみよう・・・「Googleアナリティクス」「Google Search Console」・・・「どのような情報が欲しいのか?」(p15)


・プロフィールを作成する際は「信頼感」を重視する(p51)


・× 朝食に食べたい副菜10選
 ○ 忙しい朝でもたった5分でできる副菜レシピ10選(p96)


・LINEは、メルマガに比べて幅広い年代のユーザーが利用していることから多くのユーザーに情報を届けることができます。さらに、注目すべきはLINEの開封率の高さです(p63)


▼引用は、この本からです
「「バズる文章」のつくり方」尾藤 克之
尾藤 克之、WAVE出版


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第1章 なぜ「バズりたい」のか?目的を明確にしよう
第2章 ファンをさらに増やすために必要なこと
第3章 読ませることの本質を理解しているか
第4章 「読者は読まない」のが当たり前
第5章 誰に向けて、何を書くか?何を書かないか?
第6章 文章は書く前の準備が9割
第7章 「基本の型」がない文章は読まれない
第8章 徹底的に研ぎ澄ますテクニック



著者経歴

尾藤克之(びとう かつゆき)・・・コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員。東京都出身。学歴は埼玉大学大学院博士課程前期修了。経営学修士、経済学修士。衆議院議員秘書、大手コンサルティング会社、IT系上場企業等の役員を経て現職。社会貢献事業(アスカ王国)を運営。


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村へ



<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: