■だれでも年をとるのは初めてですから、
中年は中年の初心者であり、
老人は老人の初心者なのでしょう。
ですから、年をとったら、
年をとった人の助言を聞く必要があると
思うのです。それがこの本です。
■お金儲けの神様として有名な邱 永漢さんですが、
この本では、お金儲けではなく、
お金の使い方を説明しています。
つまり、
「死んでからお金は使えませんよ」
ということです。
・お金は使った人が使い方を本当に知っている人で、
一生、全知全能を搾ってお金を儲けたのに、使わないで
そのまま死んだ人が最大の浪費家ということになりませんか(p26)
■特に、サラリーマンは老後のための準備が必要です。
なぜなら、自営業に定年はありませんが、
サラリーマンは60歳で仕事をクビになってしまうからです。
60歳で仕事がなくなってから、
平均寿命でいえばあと20年は残っています。
この20年をいかに生きていくかが、
その前の準備にかかっているわけです。
■私は、「仕事は準備である」
という言葉が好きなのですが、
老後も同様に「準備」が必要なのですね。
40歳から60歳の退職の準備を
しなくてはならないと言われて、
ちょっとショックを受けました。
本の評価としては★4つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私が「人にクビを切られて職場を離れる定年は六十歳だが、
自分で自分のクビを切る定年が四十歳だ」と主張するのは、
あとの四十年を上手に生きるためであるが、そう言っても、
自分で自分のクビを切れる人は百人に一人もいないだろう(p61)
・将来もしかしたら、自分は金持ちになるかも知れないという
予感を持った人は、たとえサラリーマンでも若いうちから、
節税対策として、財産形成の過程で、所有を家族の間に分散
しておくことである。(p182)
・若い人に囲まれて暮らすことができれば、年をとるのを
いくらかでも遅らせることができる。そのためには若い人たちを
身近に集めなければならないし、それをやろうと思えば若い人の
ためにお金を使うことを惜しまないことである(p237)
・私が一番嫌っているのは戒名である。・・・敬虔な信徒とは
ほど遠い人が死んだ途端に居士とか、信女になる。しかも
そういう戒名を付けてもらうために信じられないくらい多額の
お金を坊さんに搾り取られる。(p158)
▼引用は、この本からです。
PHP研究所
売り上げランキング: 777632
【私の評価】★★★★☆(82点)
■著者紹介・・・邱 永漢(きゅう えいかん)
"金儲けの神様"の異名をもつ作家、投資コンサルタント。
1924年台湾生まれ。本名は邱炳南。
台湾生まれ。東京大学卒業。
1955年小説「香港」で直木賞受賞。
著書多数。
─────────────────
■関連書評■
a. 「野心家の時間割」邱 永漢
【私の評価】★★★★☆
b. 「朝は夜より賢い」邱永漢
【私の評価】★★★★☆
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する

![]()
![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記






![成功者の習慣 成功する人は何が違うのか[CD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BiS9mxuNL._SL75_.jpg)


























![影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41dnX2kbwFL._SL75_.jpg)




































































































コメントする