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「ソファは部屋の真ん中に―買わない・捨てないで部屋は心地よくなる」内藤 怜

2024/01/29公開 更新
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「ソファは部屋の真ん中に―買わない・捨てないで部屋は心地よくなる」内藤 怜


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

自分を大切にする空間が大事

家具の配置を変えるだけで、自分を大切にする空間を作ることができる。そうすれば自分の笑顔が増えて、日常生活がよくなる!と教えてくれる一冊です。インテリアコーディネーターというとかっこいいインテリアを提案するイメージですが、著者は高級なデザインのよい家具より、自分を大切にする空間が大事だという。


つまり、仮に気分が悪くても、自分がワクワクする、自分が落ち着く空間を作れば、自然と笑顔になり、気持ちも上向くというのです。著者は、壁紙やカーテンを自分好みにして、照明も蛍光灯からペンダントライトに変え、毎日がディズニーランド!という気分で過ごしているというのです。


自分が自分を大切にする空間。これが出来上がると、自然とあなたは笑顔に(p189)

可能な限り大きなソファを

この本での事例のように、ソファを壁に配置して物置のようになってしまっている人もいるでしょう。その場合、ソファを真ん中に置くだけで、家族の居場所ができて、雰囲気が変わるのは確かだと思います。


また、食べるスペースと学ぶスペースと家族でくつろぐスペースをわけるという提案も、納得です。場所が変わるから気分も変わるし、家に自分の居場所があるということは大事だと思うのです。

 
タイトルのとおり家族の居場所となるソファについてはこだわりがあるようで、可能な限り大きなソファを提案しています。ソファが大きいとリビング空間が広く感じるというのです。ソファを真ん中に置くことで間仕切りのようになり、リビングの雰囲気が変わるのです。


食べるスペースと学ぶスペースを切り分ける(p31)

奥様とご主人の好みが違う場合

後半では、奥様とご主人の好みが違う場合の解決法がもっとも参考になりました。夫婦で好きなカラーや家具に求めるものが違うことは多いと思うのです。そうしたときに著者の提案は、片方を諦めるのではなく、奥様とご主人の場所を切り分けて、それぞれの居場所を作ることです。


ちょっと家具の配置を変えるだけで、自分の居場所が作れて、気分も変わるのです。家具の配置は、なかなか手に付きにくいものですが、見直しのきっかけに良い本だと思いました。内藤さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・ワインセラーをリビングから眺められるように(p89)


・鏡を置く場所・・1位 窓の反対側、2位 デスク前、3位 玄関左右(p166)


・本当の自分に会いに行く・・「もし100億円持っていたら、どんな場所に住みたいですか」(p191)


▼引用は、この本からです
「ソファは部屋の真ん中に―買わない・捨てないで部屋は心地よくなる」内藤 怜
内藤 怜、自由国民社


【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

Chapter1 物とお別れ・片付けをしたのに、なぜ心地よくないのか
Chapter2 家具と小物の配置を見直そう
Chapter3 買わない・捨てないで実現! 笑顔になるお部屋の実例
Chapter4 実践! 笑顔になるお部屋の作り方 今あるものであなた史上最高の空間に
Chapter5 お部屋の主役はあなた



著者経歴

内藤 怜(ないとう れい)・・・レイチェル。インテリアコンサルタント・講師。ドラマ・映画のインテリア研究家。早稲田大学卒業後、旅行会社に就職するも半年で退職。うつ病を発症するが、あるとき素敵な店舗ディスプレイに心を奪われ、自分の部屋を変えたことで運命が変わり始める。全国の結婚式場やホテルから店舗やサロンのコーディネートまで、インテリア歴は20年。インテリアは自分で変えるから、人生が変わる。そこに気づき、2021年にこれまでの経験を全てテキスト化し、買わない・捨てないで自分の手で胸がキュンとする部屋を作るオンラインスクールを開校。


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