宝島社 (2006/03)
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)
■著者紹介・・・若松 義人
1937年生まれ。トヨタ自動車入社後、生産、原価、購買の
各部門で大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践、普及に
努める。84年以降は、他社でトヨタ式の導入・実践にあたる。
91年より大宇自動車顧問。92年にカルマン設立。
●トヨタ式を一言でいうと、常に進歩(カイゼン)しながら、
目標をイメージし、それをビジュアルに書き、見える場所に
貼り付ける・・・というものです。
・長期的な目標やキャリアプランを考えるなら、漫然とイメージする
のではなく、具体的な日付を入れて計画するべき。トヨタ式では
「就業10年」を前提にした育成計画を用意する。(p51)
●これはいわゆる成功法則の本に書いてあることと同じです。
●そう考えると、成功法則と同じように、
問題となるのはそれを実践できるのか、ということです。
実践させるポイントは、視えるところに貼るということ。
・個々人の役割を星取り表で明確にする。現時点での到達度を
ビジュアルで示すことで、能力が足りない人には危機感を
抱かせることができる(p35)
●この本はたったの600円です。
実践できれば、個人であれば数千万円単位、
企業であれば数億円単位で利益が上がるでしょう。
●しかし、問題は実践できるのかということですから、
そこにコンサルタントが1日数十万円の料金で雇われる
価値があるのでしょう。
●非常に効果があり、簡単そうにみえてなかなかできないことを
とりまとめた本書は600円では安すぎます。
一つでも実践すれば数千倍、数万倍となってかえってくるでしょう。
様式例がふんだんに盛り込まれているので、★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・コスト削減といわれても全体で見ると、どこから削減していいのか
途方に暮れてしまう。だが、一個単位で考えて費目別に見ていくと、
どこに削減する余地があるのかが「視える化」される。(p159)
・かつてトヨタでは叱られたときにサンキューカードを手渡していた。
自分を見守り成長の機会を与えてくれてありがとうという
気持ちを込めてのこと。(p171)
・「A3用紙1枚」原則で要点を絞る(p101)
「トヨタ式「視える化」読本」若松 義人(監修)、宝島社(2006/3) ¥590
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)
■関連書籍
・★★★★「トヨタのできる人の仕事ぶり」石井 住枝
・★★★★「トヨタはいかにして「最強の社員」をつくったか」
・★★★★「トヨタ式改善力」若松義人、近藤哲夫
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