「他の店が泣いて悔しがるサービス―人生で大切なことはすべて接客で教わる!」香取 貴信
2006/03/09公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の香取さんの一冊です。内容としては、感動サービスの事例をまとめたものです。最後まで、すらすらと読むことができました。
お客様サービスを感動まで高めるのは、確かに大変なことです。しかし、感動のサービスを目指すと、社員が自分の仕事に生きがいを見出すケースが多いように、この本の事例から感じました。
・スタッフは全員、「プリファレンス・パッド」という、お客様一人ひとりの好みや情報が書き込めるメモを持っています。(リッツ・カールトン)(p94)
そういう意味では、サービスに感動を求めることは、顧客のためだけではなく、働く社員のためなのではないでしょうか。事例集として仕事の参考となる一冊ということで、★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・私たちスタッフは、出勤すると必ず朝礼を受けます。そこでは、責任者から全員に、前日にパーク(ディズニーランド)であった出来事や、「ゲストからの賛辞の声」「クレーム」などの情報が伝えられます。(p52)
・社員やアルバイトの面接をする場合、どこで面接するのがいいか?・・・・・・答えは近所の「コーヒーショップ」です。(p3)
・私たちは観光タクシーといって、"観光"という看板を、恥ずかしながら掲げています。ですから、観光について、運転手が語れないということは、あってはならないんです。(観光タクシー)(p105)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
著者経歴
香取貴信(かとり たかのぶ)・・・1971年、東京都生まれ。もとはヤンキー少年だったが、高校1年のとき(1987年)に東京ディズニーランドでアルバイトを始め、日々の体験のなかで「仕事」「教育」「サービス」の本当の意味をつかみ始める。1995年、レジャー施設等の現場運営コンサルティングを行なう(株)SHUU研究所に入社。ディズニーランドでの知識と経験を活かし、各地のテーマパークで「来場するすべてのゲストに笑顔と素敵な思い出を」をテーマに活動している
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 25,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする