「社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」石原 明
2006/03/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
要約と感想レビュー
儲かる仕組みを作りなさい
まず第一に「儲かる仕組みを作りなさい」というのが著者の主張です。他社の事例を分析すること、他社のサービスを体験してみること、事実を直視すること、商品の選択がポイントなどアドバイスしてくれるのです。
まず社長は、世の中で儲かっている仕組みを調査し、真似しなくてはいけないのです。「儲かる仕組みを作りなさい」ということこそ、体系化しにくく、伝えにくいポイントなのでしょう。
私がいつも言っている言葉で、「世の中は自分のためにお金を出して実験してくれている」というのがあります。(p46)
販促→採用→人材教育→システム
そして、「儲かる仕組み」が見えた時点で、販促→採用→人材教育→システムといった優先順位で投資を行い、会社を大きくしていくのです。
まずは、集客に投資します。集客の仕組みを作るのです。集客して、見込み客をフォローし、サービスを販売して、固定客とするのです。次に人材教育です。その秘訣はマンツーマンで行うということです。しかも、一番能力の高い若い人材に、最高の実績を出している人をつけることが大事だという。
最後にシステム投資
そして、最後にシステムへの投資となりますが、これからの会社はコンピュータシステム投資が必須です。例えば、ビデオレンタルのTUTAYAは、アマゾンのシステムを参考にして自社のシステムを作っているという。システム投資の落とし穴についての助言も適切に感じました。
持っているノウハウを出し切っているという印象でした。これだけ出しても、顧問先の企業はそれぞれ違いますから、個別に指導できるのが経営コンサルタントの良いところでしょう。石原 明さんは、成功事例から、成功の本質を切り出し、わかりやすく説明してくれる天才です。まずは、ご一読ください。★5つとしました。
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この本で私が共感した名言
・人を雇うより宣伝広告にお金を出したほうが、よっぽど確率の高い投資なのです(p83)
・マクドナルドには教育制度とともに、それに連動する評価制度があり・・・マニュアルがあっても、それが正しく評価制度と連動しなければ絶対に浸透しない(p176)
【私の評価】★★★★★(94点)
目次
序章 社長、「経営者の仕事」って何だか知ってますか?
第1章 会社発展の起爆剤・「儲かるしくみ」を完成させる
第2章 「新卒採用」で見たこともないような優秀な人材をゲットする
第3章 脳を刺激する「教育」と「環境整備」で差をつける
第4章 「システム投資」で競争力をつけ一人勝ちを目指す
終章 社長、あと必要なのはあなたの「やる気」だけです
著者経歴
石原明(いしはら あきら)・・・経営コンサルタント。1958年静岡県生まれ。ヤマハ発動機(株)を経て、1985年からSMIビジネスに携わる。1989年、「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞。1992年、SMI代理店として独立。1993年、「ルーキーディストリビューター世界大賞」を受賞。1994年、日本経営教育研究所を設立、コンサルタントとして独立。講演、執筆、各社顧問及び教育活動に入る。結果の出せるコンサルタントとして、個人を対象とした勉強会「成功哲学セミナー"基礎コース"及び"経営学コース"」には、全国から2万人以上が参加している。2000年、経営者向け勉強会『高収益トップ3%倶楽部』をスタート、会員向けに毎月『経営情報レポート』を発行。
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