【書評】「気絶するほど儲かる絶対法則」石原 明
2010/07/07公開 更新

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【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
売るためのコツ
石原さんの本の特徴は、気軽で読みやすく、仕事の本質が書いてあることです。この落差にびっくりしますが、たぶん意識的にそうしているようです。
石原さんは、マーケッティングが得意なので、半分以上は売るためのコツを教えてくれます。ポイントは、他の業界をマネること。世の中で実際に売れているものは、実験してくれているのであり、行き詰っている業界こそ、他業種からヒントをもらうべきなのです。
そして商品は、「よさそうに見える」ということが大切です。いかによさそうに見せるかが、マーケティングなのです。
マネシタ電器・・・松下さん自身も「うちは品川にソニーという研究所がある」と言っていたそうですから、あっぱれという感じです(p34)
強い組織をつくる
後半は組織の話になります。強い組織をつくるのです。会議では、「いつまでにだれが何をやるか」を決めて、次の会議までに各人がその割り当てにしたがって行動するサイクルを回すのです。
そして、さらに儲かる秘訣は、いやな客をまず三人切ることだという。いやな客を切ると、仕事が楽になるし、社内も空気が良くなるという。嫌な客を切ればわかるのです。
そして教育とは同じ人に、400回言えるかどうかなど、単純だけど大切なヒントを教えてくれます。単純だからやれそうだと思えるんですね。石原さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・私は二つのことを決めたのです。それは何かというと、ひとつは「人だかりには顔を突っ込む」、もうひとつは「行列には並ぶ」です。(p134)
・毎日やっているので、プロ化するからです。プロ化するには、業種をしぼって毎日やるのです(p143)
・リーダーとはだれかというと、「起きている問題を自分の責任だと思って解決しようとする人」です。(p181)
【私の評価】★★★★★(92点)
目次
1章 伸びる会社には伸びる理由がある
2章 絶対に売れるしかけと勝てるしくみはこうつくる
3章 ものはなぜ売れるのか
4章 勝手に発展する組織をつくるには
著者経歴
石原明(いしはら あきら)・・・経営コンサルタント。1958年静岡県生まれ。ヤマハ発動機(株)を経て、1985年からSMIビジネスに携わる。1989年、「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞。1992年、SMI代理店として独立。1993年、「ルーキーディストリビューター世界大賞」を受賞。1994年、日本経営教育研究所を設立、コンサルタントとして独立。講演、執筆、各社顧問及び教育活動に入る。結果の出せるコンサルタントとして、個人を対象とした勉強会「成功哲学セミナー"基礎コース"及び"経営学コース"」には、全国から2万人以上が参加している。2000年、経営者向け勉強会『高収益トップ3%倶楽部』をスタート、会員向けに毎月『経営情報レポート』を発行。
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