「「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト」小菅 正夫

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「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)

【私の評価】★★★★☆(85点)


■あの有名な旭山動物園の作られた秘密を
 小菅園長に教えてもらう一冊です。


 小菅園長も当初は、入園者が過去最低となり
 廃園の危機からのスタートでした。


・閉園の危機というどん底から這い上がるために、
 みんなで何度も何度も話し合い、知恵を出し合い、
 それを行動に移し、そして数多くの失敗を重ねた(p20)


■私が旭山動物園に行ってみて感じた感想は、
 公営である動物園にしては、
 民間のお店のような遊び心があるということです。


 手書きポップがあったり、
 地下から透明なドームごしに
 ライオンをのぞけたり、オラウータンが
 すごい高い鉄骨を移動していたりするのです。


 これらには、すべて理由があるのだと、
 この本でわかりました。
 (事前にこの本を読んでいればなあ~)


・共生展示・・・「日本一になるためには、
 何をやってもいいのか」というような批判があったが、
 私たちも目的があってやっている。
 一つは、飼育をする環境で生活が
 短調にならないようにする・・・
 二つめは、自然の姿を見せたいという思い(p57)


■旭山動物園の成功の秘密が、
 一人の「日本一の動物園をつくりたい」という
 思いから生まれたことがわかりました。

 小菅さん、良い本と良い動物園を
 ありがとうございました。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・旭山動物園には、
 定期的に勉強会を催す伝統がある。・・・
 最低でも月一回は、
 必ず勉強会を開いているのだ(p21)


・私は、アイデアを考えたのに、
 実行に移さない人には怒ることがある。
 失敗なしで成功する人間なんていない。(p107)


・「日本一の動物園をつくりたい」
 私は以前から、そう言ってきた。(p169)


・慢性的な下痢をして死んだキリンの腸からは
 シワシワになったお菓子の袋が出てきた。
 また、マントヒヒが突然水のような
 下痢をして急死してしまった。
 原因がお客さんの与えたアイスクリーム(p173)


・住職がおもむろにこう質問してきた。
 「地獄とはなんだと思う」
 答えられないでいると、住職は言った。
 「地獄とは、やりたいことができないことだ」
 と。(p178)


「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)
小菅 正夫
角川書店
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おすすめ度の平均: 4.5
4 良本 行動展示に到った本質を語っている。
5 長年の積み重ね
5 リーダーシップのお手本
5 動物園とは、
5 動物が好きになる本です。

【私の評価】★★★★☆(85点)



■編者紹介・・・小菅 正夫(こすげ まさお)

 1948年生まれ。
 北海道・旭山動物園園長。
 73年獣医師として旭山動物園に就職。
 95年園長に就任するも、入園者が過去最低26万人となり
 廃園の危機となる。
 04年には過去最高の145万人が来園し、
 「日本一の動物園」として有名になる。


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