「上司のすごいしかけ」白潟 敏朗

【私の評価】★★★★☆（84点）

要約と感想レビュー

日本には数百万という職場があると思いますが、それぞれの職場には受け継がれた仕事のコツというものがあるはずです。そうした職場で行われているコツは、実践を通じて改良され、先輩から後輩に受け継がれなくてはなりません。

そして、よいものは他の職場にも展開していくことができれば最高です。しかし、実際にはその職場内だけでも、仕事のコツを伝承するのは難しいというのが現実でしょう。

この本では「かんたん実行　ばつぐん効果、らくらく継続」というキャッチフレーズどおり、簡単にできる仕事のコツを紹介しています。

例えば、「みんなの前でパチパチ表彰」として、朝礼や会議で、がんばった社員を発表してみんなで拍手をすることが紹介されています。また、毎月決まった日に「全員参加飲み会」をやるだけでなく、その月に生まれた人の誕生日をお祝いするのもおもしろいでしょう。これは従業員としては嬉しいですね。

コンサルティングを通じて効果のあるものだけを紹介しているようです。簡単さが素晴らしいということで、★４つとしました。

この本で私が共感した名言

・次のページに掲載したのはウチの会社の組織図なんですが、「やりたいこと」「やれること」のアンケート結果と、それぞれの名前を組織図にそのまま載せています。（ｐ27）

【私の評価】★★★★☆（84点）

目次

第１章　「やりたいことができる」
第２章　「認めてほめる」
第３章　「仕事を通じて成長させる」
第４章　「尊敬できる上司」
第５章　「社内を活性化」

著者経歴

白潟 敏朗（しらがた　としろう）・・・1964年生まれ。2006年、トーマツ・イノベーション株式会社代表取締役。2014年白潟総合研究所株式会社を設立。2017年にリファラルリクルーティング株式会社、2018年に1on1株式会社、2019年ソーシャルリクルーティング株式会社を設立、中小ベンチャー企業に特化した、本質的なコンサルティングを行う。

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