「デキる上司」白潟 敏朗
2007/05/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
●部下を持って最初の難関は、
部下とのコミュニケーションでしょう。
上司は部下が何を考えているのかわからない。
部下は上司が何を考えているのかわからない。
そうしたことが、起こりがちです。
・世の中にあるさまざまな「誤解」は、実は、「考えかたのちがい」というようりは、「会話の時間が足りない」ことに起因している(p45)
●これを解決するには、
こまめに会話をする必要があるのですが、
これは意識的に行う必要があります。
この本では、公平に部下とのつきあうために、
部下一人ひとりとの会話の頻度を
シートに記録することを勧めています。
・部下とのつきあいの頻度を「自己診断シート」を使ってチェックすることで自分自身で認識でき、自分から公平にしようと行動できる(p194)
●また、職場の一体感を高めるために、
「オキテ」を作ることを推奨しています。
あいさつ、身だしなみ、報連相・・・
こうした基本的なオキテをみんなで作ることで、
全員が基本ルールを守ろうという
雰囲気つくりができるようです。
・上司と部下全員で「オキテ」をつくりましょう!・・・「ウチの部門で最低限守らないといけないルールってなんだろうね?」という質問に順番に答えていきましょう。・・・そのなかのベスト5! ・・・大きな模造紙に書いて壁にペタッと貼る-これだけです。(p204)
●このように、
この本には上司の課題について、
解決に役立つツール・手法が
満載されています。
精神論ではなく、
方法論が示されているのが
素晴らしいと思います。
・「ありがとうカード」・・・「リッツカールトン」でも、「ファオーストクラス・カード」という形で仲間に感謝を伝えるために行っている信頼性のある手法(p139)
●この本の手法の一つ、二つ実行するだけで、
職場の雰囲気が変わることは
間違いないでしょう。
実際の職場で使える一冊です。
★5つとしました。
この本で私が共感した名言
・コツの発表・・・順番を決めて「うまく仕事をするコツ」をそれぞれが発表すればいいんです。これならテーマ決めも下準備もまったくナッシングです。(p177)
・「ほめる4」対「しかる1」の、「4対1」が最も最適(p144)
・チョットの時間でもいいので、部下とたくさん会話をすること(p58)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★(91点)
著者経歴
白潟 敏朗(しらがた としろう)・・・1964年生まれ。2006年、トーマツ・イノベーション株式会社代表取締役。2014年白潟総合研究所株式会社を設立。2017年にリファラルリクルーティング株式会社、2018年に1on1株式会社、2019年ソーシャルリクルーティング株式会社を設立、中小ベンチャー企業に特化した、本質的なコンサルティングを行う。
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