「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」岸良 裕司

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CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!)(92点)


●仕事を受注する、家を建てる、
 プログラムを組む、
 大学受験する、
 ビアパーティを企画する。


 人生の出来事は、すべてが
 プロジェクトのように思えます。


●私はこの5年間、
 プロジェクトの工期短縮方法を
 考えて続けてきました。


 日本の場合、工期が守られるのが普通ですから、
 そうであれば、もっと工期を短くできるのではないか・・・
 それが私のテーマでした。


 そのひとつの解決方法が、本書にわかりやすく
 書かれてあるのです。


●まず、工程表を作りますが、
 これはどこでも同じですね。


 次に、各工程の余裕(サバ)を削って、
 仕事の最後にまとめて
 余裕(バッファ)を確保
します。


 ・次はサバ取りを行う。
  たとえば10日の工程について、
  その担当者が出した「10日」という見積もりには、
  今までの過去の痛い目にあった経験から、
  約束した工期を守るためのサバが
  入っているはずだ。(p62)


●普通は、このサバを削る段階で
 挫折する場合が多いのです。


 責任感の強い担当者に対して、
 共有のバッファがあるから大丈夫だよ!
 と納得させて、実際にサバを削れるかが
 「勝負の分かれ目」になります。


 ・「隠れサバよみ虫」は、責任感がきわめて強いので、
  他人のサバは食べず、自分のサバだけを食べ、
  他人と共有した親方バッファを食べるのを
  好まない習性を持っている。(p45)


●そして、実行段階では、
 各工程の進捗状況を確認しながら、
 共有バッファの量だけを管理していきます。


 ・作業担当者に「あと何日?」と
  質問するのだ。(p90)


●こうした手法は、ゴールドラット博士の
 「クリティカルチェーン」※
 に書かれてあるものです。


 こうした考え方は決して新しいものではなく、
 これまで日本の辣腕現場監督が実行していたものを、
 普通の人にわかりやすく一般化したものなのでしょう。


「クリティカルチェーン」エリヤフ・ゴールドラット、ダイヤモンド社
(評価:★★★★★)


 ・ギリギリの工期で要求すると現場は
  その納期で終わらせるためには
  なにをすればよいかを必死になって考える。
  それがむしろミスがない、
  安全な仕事を生むことになる。(p52)


●このクリティカルチェーンの工事短縮方法は、
 今後のプロジェクト管理の主流に
 なっていくでしょう。必読です。


 さらに、この本は、その内容を非常にわかりやすく
 解説していることから★5つとしました。


 ちなみに、私は、さらに2冊買い増しして
 社内の関係者に配布しています。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・余計にお金を掛けてでも
  短期間に工期を終わらせたほうが
  最終的には儲かる(p126)


 ・「プロジェクト完了までの間に
  問題があるとしたら何がある?

  と質問するのである。(p95)


 ・プロジェクトが行われる大義名分を、
  目的、成果物、成功基準として
  明確に示す(p106)


 ・複数のプロジェクトを実行している場合でも、
  1つのタスクに集中する(p149)


CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント
岸良 裕司
中経出版
売り上げランキング: 9611
おすすめ度の平均: 4.5
1 お金を出すほどのことは書いていない
4 成功しかつ人に優しいマネジメント
5 私にとってTOCに本腰を入れさせてくれた一冊。
5 読んで楽しくなる本です
1 人間はリソースではない

(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!)(92点)



●著者紹介・・・岸良 裕司

 1959年生まれ。大学卒業後、京セラに入社。半導体の営業
 に取り組む。2003年、土木積算ソフトでトップシェアの
 (株)ビーイングヘッドハンティングされる。


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