「どんな仕事も2割増しでやりなさい―リーダーを目指すなら「最良の部下」になる」岩崎 哲夫
2006/01/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
●会社の人事評価に不満のある人は多いと思いますが、
私は、そうした第三者の評価というものは、ある意味
正確であると感じています。
自分の声を録音して聞いてみると、違和感を覚えるように、
自分自身の評価は、当てにならないことが多いのです。
・自分の子供が、「僕は担当の先生に恵まれないから
勉強なんかしたくない」といってきたら、
あなたはどう答えるでしょうか・・・
上司や部下に恵まれないというのも、
これと同じ理屈が当てはまります。(p35)
●では、そうした状況にあって、いかに仕事において
上司に評価してもらうかというコツが
この本のテーマになっています。
・リーダーや管理職には、「説明能力」「経営者視点能力」
「提案能力」「企画・創造能力」「部下育成能力」の
五つの能力が必要です。(p25)
●さらには、若いときからリーダーとして仕事をしてきた
著者の<仕事のコツ>がたくさん紹介されています。
・仕事の<定期点検>を実施しています。具体的には次のような
項目に、各自ペーパー一枚で回答してもらうのです。
・環境の変化が起こっているか
・現在の仕事の最優先課題は何か
・何を達成したか、未達だったか
・何がチャンスで何がリスクか
・時間配分は正しいか
・何をしたいか、すべきことは何か
●自分には何が足りないのかな~と考えるときに参考となる
一冊だと思います。
私の知らないネタも多かったので、
★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・若いうちは旅行をしよう(p56)
・夢は中身より持つことに意義がある(p82)
・『西遊記』に出てくる三蔵法師の三人のお供は
三毒を象徴しています。
孫悟空は<怒り>の代表、猪八戒は<貪欲>の代表、
沙悟浄は<愚痴>の代表です。(p97)
・自分がしなければならないことを、一つひとつ小さなメモにして、
壁に貼ってみてください。(p184)
かんき出版 (2005/11)
【私の評価】★★★★☆(83点)
●著者経歴・・・岩崎 哲夫
1946年生まれ。大学卒業後、中央理研に就職。70年から兼松
セミコンダクター。79年アプライドマテリアルズ・ジャパンを設立。
日本市場を9倍にして35歳でアプライドマテリアルズ副社長に就任。
1993年AKTを設立し、液晶装置シェア世界一。2000年
サムスン電子社外取締役。04年退社し、CVCアジアパシフィック
ジャパンのシニアアドバイザー就任。
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