「裏 お金の現実」岡本 吏郎
2006/01/12公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
本屋さんで売っている「お金の現実」の自費出版バージョンです。岡本さんが商業出版で書けなかったことを一冊にまとめています。
岡本さんの本は、クールに現実を分析して、クスッと笑える語り口で説明してくれるのが特徴で、楽しく読めるのが好印象です。
・現在の日本で、「超」が付くくらいの幸せ者は地方の公務員だ。それも公務員は共働き家庭が多く、夫婦で公務員という幸せな家庭もある。(p52)
税理士でもありますので、お金や税金についてはいくらでもネタがあるのでしょう。そうしたクールさの一方、そうは言ってもその当たり前なことが、人間はできないんだよね~というのが、岡本さんの人生観のような気がします。
クスっと笑いながら、お金の基本がわかる一冊ということで★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・会社を良くしていった私たちにはもっと恐ろしいものが待っています。それは罰金です。「おまえは働きすぎだ!」と言ってかかってくる罰金です。名前を「相続税」と言います。(p89)
・しかし、この「現実的に当たり前に考える」ということが、人はなかなかできません。(p102)
・小学校6年生の奏絵は中学校になると、こずかいが年俸制になる(p25)
・岡本家は定期積金を10本くらいしている。それぞれの定期積金は車の車検代や米代金、正月特別支出などの支出がわかっている経費に充てるために毎月積んでいる。(p56)
・円とドルとユーロ。・・・この3つの通貨で分散するという基本は何ら揺るがないでしょう。(p144)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
著者経歴
岡本吏郎(おかもと しろう)・・・1961年新潟県生まれ。マーケティング・コンサルタント。税理士。80%の中小企業が赤字という中で、顧問先のほとんどが黒字。特に、独自の戦略的財務の指導とマーケティングコンサルを組み合わせた指導には定評がある
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 18,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする