「天才の読み方」齋藤　孝

【私の評価】★★★★☆（83点）

実際にどう生きたかということは大した問題ではないのです。
大切なのは、どんな人生を夢見たかということだけ。
なぜって、夢はその人が死んだ後も生き続けるのですから。
（ココ・シャネル）

●この世の中はすべて人間の思考から生まれています。
　鉛筆にしろ、本にしろ、パソコンにしろ、
　全て人間が頭のなかでイメージして作られました。

　自然のもの以外はすべて、人間の創造ですから、
　人間の英知は本当にすごいと思います。

●このように、物事は、ある人が夢のような
　イメージを持つことから始まります。

　そして、その人は行動し、人に影響を与え、
　夢が実現していくのです。

　その夢が素晴らしく壮大であれば、
　もし、夢を持った人が亡くなっても、
　その夢だけは人々に引き継がれていくのです。

●このように、「夢を持つこと」これこそが、
　すべてのものを生み出すビックバンなのですから、
　最も大切なものといえるでしょう。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・私は、人が生きていく上で一番大切なことは、
　自分のスタイルをつくっていくことだと思っています。

・少年の頃に、あんなに泥だらけになって
　一日中練習していた愉しい時のことを、
　このストの期間中何度も思い出した。（イチロー）

●ピカソ、宮沢賢治、シャネル、イチローについて
　天才と言われた人たちをそれぞれ分析して、
　天才は苦労もせずに成功しているのではなく、
　壮大な夢を持ちながら、
　膨大な量の作業をこなしていくなかで
　自分のスタイルを確立しているということを
　導きだしています。

●自分で伝記や関係の書を読むのを効率化してくれる本です。

【私の評価】★★★★☆（83点）

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