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「仕事ではウソをつけ 真面目すぎる人が結果を出し続ける生存戦略」菊原智明

本のソムリエ 2022/08/03メルマガ登録
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「仕事ではウソをつけ 真面目すぎる人が結果を出し続ける生存戦略」菊原智明


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

 タイトルの「仕事ではウソをつけ」の本当の意味は,「ありのままの自分」を職場に持ち込んではいけないということです。世の中には,素の自分のままで成果を出している人がいるかもしれませんが,たいていの人は結果を出せません。


 結果を出せていない90%の人は,今のまま,何も変えなければ,永久にそのままなのです。逆に言えば,できない人はできる人を真似て,演技をするだけで違う結果が出るのです。


・自己暗示は強者の戦略,演技は弱者の戦略(p36)


 例えば著者は,ダメ営業マン時代にトップ営業マンの真似をしてみました。モデルハウスにやってきたお客様にトップ営業マンのように「ローンについては誰よりも勉強していますから,どんなことでもご相談ください」と言ってみたそうです。お客様の反応は,いつになく良いものだったそうです。


 また別のトップ営業マンの真似をして,お客様の話をじっくり聞き込んだ後で,「でしたらこれがいいでしょうね」と一言だけ提案してみました。たったそれを真似ただけで、営業成績は4倍になったそうです。このようにダメな人は,演技で良い人の真似をすれば,楽に結果を出せるのです。


・仕事の演技・・「結果を出している人」のイメージできる行動をそのまま演じてしまったほうが,何倍も楽に結果が出せます(p26)


 口下手の著者は,苦手な営業トークを磨くのではなく,レター営業でトップ営業マンとなりました。その一方で著者は,うまい人の真似をすることで,欠点を克服していたのです。得意なところを伸ばすのが基本ですが,弱いところを最低限のレベルで維持するための努力も必要なのでしょう。


 「演技は弱者の戦略」という名言だけでなく、ダメ営業マンであった時代のエピソードが笑える一冊でした。菊原さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・可能な限り理想のモデルの人物と過ごすようにしましょう(p90)


・仕事はフルマラソン・・目先の失敗に落ち込むのではなく,長いスパンで考える(p114)


・舞台俳優の方が・・・自信に満ち溢れた人を演じる時には声を大きくする」と言っていました(p120)


・不本意な部署に異動になったといった時こそ下剋上の時です。最大のピンチこそ,できる人物に生まれ変われる最大のチャンスなのです(p143)


▼引用は、この本からです
「仕事ではウソをつけ 真面目すぎる人が結果を出し続ける生存戦略」菊原智明
菊原智明、光文社


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

1章 仕事はウソをつくことから始まる
2章 確実に結果を出すための理想の人物の探し方
3章 理想の人物像の演じ方
4章 演技のクオリティを上げる技術と考え方
5章 第一歩を踏み出す 10の"ベビーステップ"
6章 リモートでの演じ方、結果の出し方
7章 挫折から立ち直り、壁をぶち破る方法



著者紹介

 菊原智明(きくはら ともあき)・・・営業サポート・コンサルティング(株)代表取締役。営業コンサルタント。群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社。7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。約600名の営業マンの中においてMVPを獲得。2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。現在、経営者や営業マン向けのセミナー、研修、コンサルティング業務を行っている。


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