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「40歳を過ぎたら、定時に帰りなさい 自分の人生を取り戻す生き方・働き方」成毛 眞

2022/04/12公開 更新
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「40歳を過ぎたら、定時に帰りなさい 自分の人生を取り戻す生き方・働き方」成毛 眞


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー


 定年後に行く場所がなくなったとき、どういった生活をしているんだろうと不安になっている人は多いのではないでしょうか。こうした不安に感じるのは、島国根性なのかもしれません。日本人の80%以上が不安遺伝子をもっているという情報もあります。著者のお勧めは、40代のうちから会社員として仕事はしっかりしながら、定時に帰って副業をすることです。自分を会社員と定義するのではなく、「個人商店の経営者」と定義してみるのです。


 副業を禁止している会社もありますので、将来収入になるかもしれないこと、自分の好きなことを極めてみるのです。会社員としての収入がありますから大きな投資をするのではなければ、リスクは限定されます。例えば、本のせどり、Amazonで日本の商品を外国人に輸出する、Youtubeで情報発信する、ゲームを作ったり発明で特許を取ることなどやれることはいくらでもあるのです。


・自分の時間を満喫するためには、自分は「個人商店の経営者」だと考えてみよう。自分という人間をどう売るのかを考えるのである(p31)


 著者は「みなさんは最近、何か新しいことにチャレンジしただろうか」と挑発しています。著者のお勧めは三日坊主です。ちょっと興味を持ったら、一度やってみる。気に入ったら続ければいいし、自分に合わなければやめる。


 ちょっと考えただけでも、世の中には面白そうなことがたくさんあります。音楽、スキューバダイビング、スキー、バイク、畑仕事、ゲーム、ゴルフ、乗馬、レジャーボート、サーフィン、歌舞伎など世の中にあるものは、それぞれ魅力的なものを持っています。続かなくても、話のネタにはなるし、やってみたからわかるところが多いのですから、限られた自分の人生で興味を持ったことはやってみるべきなのでしょう。


・長く続けられるということは、自分に合っているということである(p118)


 久しぶりに、挑発を受けたという感覚を持ちました。会社員として仕事を極めるというのは当然のことですが、自分の人生を極めるというのは、もっと大切ではないかと思ったのです。40代、50代となれば仕事もだいたいわかってきて、自由になるお金もありますので、自由時間に何かやってみるチャンスは多いものです。私もちょっと興味のあることをやってみたいと思いました。まずは、近くでやれそうな乗馬をやってみます。


 経歴を見ると、成毛さんはスルガ銀行の社外取締役だったんですね。守秘義務で制約があるとは思いますが、スルガ銀行の内幕を教えてもらいたいものです。成毛さん、良い本をありがとうございました。



この本で私が共感した名言

・「何のために働くのか」という永遠のテーマを考える前に、「何のために生まれたのか」という問いを考えてみるべきだ(p48)


・楽な道を選ぶと、とことん楽な道を選ぶようになる・・・守りは衰退への一歩なのだと、肝に銘じておくべきだろう(p84)


・たとえば、乗馬やスキューバダイビングができると、旅先で思う存分、遊べる(p141)


・能は五百年前につくられた作品を、いまも忠実に守っている・・・橋下徹前大阪市長が文楽の補助金を打ち切ると言いだして物議を醸していたが・・・公務員のクビを斬ってでも、守るべき領域だと思う(p149)


・私は、爪の手入れも怠らない。爪の手入れはどうしたらいいかわからない人は、男性用のネイルサロンを訪ねてみるといい(p194)


・嫌なことは三秒で忘れてしまえばいい・・・残りの人生の時間は、悩むために使うのではなく、楽しむために使うべきだ(p224)


・資産運用はギャンブルそのもの・・・宣伝文句に乗せられて、一攫千金目的で株やFXに全財産をつぎ込むのは、愚かとしかいいようがない(p88)


▼引用は、この本からです
「40歳を過ぎたら、定時に帰りなさい 自分の人生を取り戻す生き方・働き方」成毛 眞
成毛 眞、PHP研究所


【私の評価】★★★★★(91点)


目次

第1章 逃げ切れない四十代・五十代
第2章 ミドルエイジこそ軽やかに
第3章 サイドビジネスを原動力に
第4章 いまから道楽を追い求めよ
第5章 健康に無関心も神経質もNG
第6章 ミドルエイジの「7つの武器」



著者紹介

 成毛眞(なるけ まこと)・・・1955年、北海道生まれ。1979年、中央大学商学部卒業。1982年、株式会社アスキーに入社後、株式会社アスキー・マイクロソフトに出向。1986年、マイクロソフト株式会社に入社し、OEM営業部長、取締役マーケティング部長などを経て、1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退職後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、早稲田大学客員教授、スルガ銀行社外取締役ほか、書評サイト『HONZ』の代表を務める


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