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「黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える」成毛 眞

2020/06/03公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

 マイクロソフト日本法人社長だった成毛さんのアウトプット法です。成毛さんの特徴は、再現性のある具体的な方法論があることです。例えば、プレゼンは練習せよ。準備が9割。成果が出ないのは、それは単に練習が足りていないだけだと、ばっさり切っています。


 そして、プレゼンのつかみでは写真を多用せよ、自己紹介系のプレゼンでは、スライドはすべて写真にするべきだ。TED動画を見よ。「中身がなかった」と言われてしまわないため多くの小ネタ(サイドディッシュ)を用意して、どれか一つくらいお土産として持ち帰ってもらう工夫をせよ!としています。日頃こうした話のネタ、TIPSをメモしているのでしょう。


 話術も誰もが最初から上手なわけではありません。訓練では、まずリズム感が大事だという。田中角栄が幼い頃、吃音(きつおん)に悩んでいて、それを浪曲を習うことで話のリズムを習得し、克服したという話を紹介しています。


・ビル・ゲイツはあちこちで何度も何度もスピーチをしてきたが、それでも、リハーサルはしっかりやっていた。その重要性を理解していたからだ(p105)


 興味深いのは、成毛さんが読書や絵画や落語や料理と趣味の範囲が広いことです。自分で料理もするし、デパ地下に詳しいし、友人たちと美食クラブを作る予定だというのです。総合週刊誌記者になれ!と言うだけあって、今の時代は、興味を持ったものをなんでも調べ、実際に自分でやってみて、アウトプットしてみると面白いのだと思いました。


 特に世の中には、情報を受け取る側と情報を作り提供する側がいます。どうせなら情報を有料で提供する側になると面白いのでしょう。そのためには、得た情報をどう発信して、価値あるものに変え、「お金」に変えるのか仕組みを考えることなのだと思いました。 


 インプットした情報をうまく加工して吐き出すことで、稼げる人になれるのです。成毛さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・何かを表現するときには、制限があったほうがいい・・・HONZの場合は本、それも自己啓発書や技術書を含まないノンフィクションで、発売から3カ月以内という制限を設けた(p60)


・原稿を寝かせる・・翌日になってから、前日書いた文章を読み返す。すると9割方、誤字脱字、変換ミス、重複表現、何が言いたいのかいまいちなセンテンスなどが、恐ろしいほどに見つかる(p57)


・新しくてパリッとした服は、着ている人を新しくパリッと見せる・・・ときどきスーツを着なくてはならないときには、新品のユニクロの靴下を下す。ワイシャツも鎌倉シャツの新品を着る(p122)


▼引用は、この本からです

成毛 眞、ポプラ社


【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第1章 アウトプット時代の到来 インプットは、もう終わりだね!
第2章 書くアウトプットがいちばんラク 書ければ、必ずお金になる!
第3章 やるほど上手くなる! 話すアウトプット術 説得、プレゼン、雑談のコツ
第4章 印象を操作する「見た目」のアウトプット術 戦略的ビジュアルの系のすすめ
第5章 インプットするなら「知識」ではなく「技法」 日常に潜む優良インプットソース
第6章 アウトプットを極上にする対話術 コミュ力は今からでも上げられる



著者紹介

 成毛 眞(なるけ まこと)・・・1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイトHONZ代表も務める。


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